先日購入した VAIO SX14。既に家族共用マシンとして使い始めており、学校のリモート授業等でほぼ丸一日稼動しています。
スペック的にはハイエンドというほどではないものの、そこそこ悪くない構成を選んだつもりでいるので、実際のところどれくらいパフォーマンスが出るのかは気になるところ。というわけで、一度ベンチマークを取ってみました。
Cinebench R20
まずは Cinebench R20。マルチスレッドを含む純粋な CPU 性能を測るベンチです。比較対象は年明けに Ryzen 5 3600でリニューアルしたばかりの自作機(およびリニューアル前の Core i5-3570K 使用時点の計測結果)と、ちょっと古いですが同クラスのノート PC ということで VAIO Duo 13 でも計測してみました。
Ryzen のスコアは置いといて(笑)ここで注目すべきは旧自作機との比較。旧自作機の Core i5-3570K(4 コア 4 スレッド/最大 3.80GHz/TDP77W)に対して SX14 の Core i5-10210U(4 コア 8 スレッド/最大 4.20GHz/TDP15W)というプロセッサのスペック差通り、SX14 が大きく上回る結果となっています。Duo 13 の Core i7-4650U(2 コア 4 スレッド/最大 3.30GHz/TDP15W)が完全に霞んで見えますね。そろそろモバイルノート PC でもデュアルコア CPU は時代遅れ、最低でもクアッドコアと言いたくなります。
PCMark 10
続いて PC の総合性能を計測する PCMark 10。こちらの方が実使用に即したベンチマークなので、体感に近い性能差が計測できるはずです。なおこの SX14 は SSD 換装済みにつき、購入状態とはパフォーマンスが若干変わっています。
ちなみに SX14 はグラフィック性能が高いマシンではないので 3DMark やゲームベンチ等については割愛。
さすがにデスクトップ用の 6 コア 12 スレッド CPU を搭載した現自作機には敵いませんでしたが、4 コア 4 スレッドな Core i5-3570K 搭載の旧自作機と遜色ない性能が出ています。それも負けているのは GPU 性能が影響する Digital Content Creation(写真や動画の編集、3D グラフィックのレンダリング性能等を計測する項目)だけで一般的な Web ブラウジングやコミュニケーションをシミュレートする Essentials、オフィスアプリの動作を模した Creativity では VAIO SX14 が上回っています。旧自作機も昨年末までさほど不満を感じずに使ってきたメインマシンでしたが、モバイルノートでそれを超える性能が出ているのはやはりすごいですね…。
一方で、もうだいぶ古くなった Duo 13 も Cinebench でのスコア差を考えると実使用ベースでは比較的健闘している印象。当時としては奢って RAM 8GB 積んでいたおかげで、Windows 10 さえ入っていればまだ何とか現役として通用すると言えそうです。
総じて、十分以上な性能の PC だということが改めて分かりました。家族用のマシンとしてはちょっとオーバースペック、Core i3 でも十分だったか?という気がしなくもありませんが、まあ長く使えるのを買ったと満足しておくことにします。
プロセッサ性能なんかはたぶん余剰気味だと思うので、当面の間は Folding@home を Light 設定でバックグラウンドで回しながら使いますかね。
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