ついに。「無線リアフォ」REALFORCE R3シリーズ発表、Bluetooth4台+USB接続 – Engadget 日本版
東プレが唐突に REALFORCE シリーズのモデルチェンジを発表しました。
初代 Realforce シリーズから二代目の REALFORCE R2 シリーズまでの間には十年以上のブランクがあったのに、今回の R3 の発表まではたったの四年。ゲーミング PC 需要を中心にハイエンドキーボードが売れる時代とはいえ、REALFORCE がこのスパンでモデルチェンジするくらいに人気があるとは思っていませんでした。私はかれこれ十五年来の REALFORCE ユーザーなので、このモデルチェンジには興味津々。
新しい REALFORCE R3 シリーズの新しい特長は以下のとおり。
- 主力モデルが Bluetooth+USB のハイブリッド方式に
- Bluetooth はホスト機器を 4 台まで登録し、ボタンで切換可能
- USB ケーブルも脱着式に(キーボード側は USB-C)
- APC(キースイッチの入力高調整機構)が全モデル標準搭載に
- 単純な HID キーボードとして動作するシンプルモードを搭載し、KVM でも使用可能に
とにかく Bluetooth 対応がイイ。マウスはワイヤレスが当たり前になって久しいのに、REALFORCE シリーズが有線しかないせいでキーボードはずっとケーブルに繋がれたままでした。Bluetooth や 2.4GHz 無線方式のキーボードも世にはあるけどノート PC 的な薄型キーボードが主流だし、私はとにかく使い慣れた REALFORCE のキータッチのまま無線化したかったんですよ。今時こんな古くさいタイプのキーボードを使い続けているのも我ながらどうかと思うけど、REALFORCE が最も高速かつミスなくタイプできるんだから手放せません。
Bluetooth とか APC 標準搭載といった飛び道具に目が行きがちですが、他にも R2 で最下段のキーを少し変則配列にしてスペースキーの長さを延ばしたのは不評だったのか(私はもう慣れた)、R3 ではオーソドックスな形状に戻されていたり、HID キーボードモードが追加されていたり、R2 世代でのネガを確実に潰したモデルチェンジという感じ。
ちなみに三年前に購入した REALFORCE TKL S はキーやスイッチ自体は現時点で全くヘタッた様子はありませんが、毎日酷使し続けた結果筐体の塗装(黒い樹脂の上に黒塗装されている)がもう剥げてきているんですよね。初代 Realforce は樹脂の打ちっぱなしだったから見た目は無骨だけどみすぼらしくなることもなかったので、R2 はこの塗装の弱さだけが不満。R3 は見た目の雰囲気は初代に少し戻ったように見えますが、仕上げはどうでしょうね。
三万円超えのキーボードはおいそれと買えるものではありませんが、確実に毎日触れるデバイスだからその投資価値はあります。すぐに買わないまでもいずれ R2 から買い換えたい。ただ販路がメーカー直販と Amazon、楽天のみというのがネックなんですよね…こういう機器だからこそ購入前に一度実機に触っておきたい。いや REALFORCE のキーだから良いことは触らなくても解っているけど、それでも一度は触ってから買いたいじゃないですか(笑。ヨドバシと言わずアキバのパーツショップだけでも良いから、扱ってくれないものでしょうか。
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