Ivy Bridge ベースで組み立てたニューマシンですが、今までと比較してどの程度性能がアップしたのか?を把握するために、いくつかベンチマークを取ってみました。
比較対象は直前まで使っていた Core 2 Duo E8400(3.60GHz にオーバークロックした状態)+6GB DDR2 メモリ+Radeon HD 7850。ベンチマークソフトは定番系を中心に PCMark 7、3DMark Vantage、ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク、ストリートファイター IV ベンチ、バイオハザード 5 ベンチの 5 種類。計測条件は前回と同様です。
CPU | Core 2 Duo E8400 @3.60 GHz | Core i5-3570K @3.40 GHz |
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PCMark 7 | 2409 | 3580 |
3DMark Vantage | 12763 | 19991 |
FFXIV Bench-L | 3564/やや快適 | 6743/とても快適 |
FFXIV Bench-H | 3415/やや快適 | 4104/やや快適 |
SFIV Bench-SCORE/Rank | 8758/A | 8765/A |
SFIV Bench-AVERAGE | 59.78fps | 59.88fps |
BIOHAZARD 5 Bench/Rank | 56.1fps/B | 144.8fps/S |
ベンチの種類によって傾向がハッキリ分かれていますね。PCMark 7 と 3DMark Vantage だと旧 PC(+Radeon HD 7850)比で 1.5 倍程度の性能ということになっていますが、SFIV だとほとんど変わらず。逆にバイオ 5 では 2.5 倍近い差が出ていますし、FFXIV は低解像度だと倍近く、高解像度だと 20% 程度の差に収まっています。このあたりはベンチマークソフトごとの GPU への依存度の違い(差が大きいものほど CPU 依存度が高い)だと思われます。総合パフォーマンスの比較という意味ではやはり PCMark や 3DMark のリザルトを参考にするのが良さそうです。
続いて、私が自作機の CPU を最も酷使する作業、RAW 現像にかかる時間を比較してみました。Digital Photo Professional 3.11.26.0 で EOS 7D の RAW 画像 50 枚を JPEG にバッチ出力(リサイズなし)するのにかかった時間、および Image Data Converter 4.0.01.09151 で α77 の RAW 画像 50 枚を JPEG にバッチ出力(リサイズなし)するのにかかった時間の比較です。
CPU | Core 2 Duo E8400 @3.60 GHz | Core i5-3570K @3.40 GHz |
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DPP 3.11 | 9’17″0 | 4’53″9 |
IDC 4.0 | 10’55″4 | 5’21″4 |
おおおお。どちらもほぼ 2 倍の速さ。旧 PC のほうはオーバークロックしていたので 3.60GHz 駆動していましたが、新 PC のほうではクロックが若干下がった代わりにコア数が倍加されたことと CPU の処理効率向上で 2 倍程度の実効性能になったということでしょう。これはほぼ完全に CPU 性能に依存する処理なので、これが倍速になると普段の作業がかなり捗ります。これはリニューアルして良かったわー。
ただ、騒音については CPU クーラーがリテールファンなこと、旧 PC(GPU 入れ替え前)はグラフィックボードがファンレスだったのに対して新 CPU では 2 連ファンになったことで、高負荷時の動作音は以前よりも少し気になるようになってしまいました。とはいえ、RAW 現像くらいではそれほどうるさくないことと、深夜であっても部屋の空調などの生活音のほうが大きいので、よほど GPU に負荷をかけない限りは全然許容範囲です。
やはり高性能な PC って気持ちいいですね。RAW 現像も楽しくなります(笑。
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