[ Sony NEX-5 / Carl Zeiss Planar T* 45mm F2 G ]
今回の帰省の主目的である、妹の三女の顔を見ることができました。生後 1 ヶ月弱、5kg にも満たない小さな身体ですが、しっかりと生きてる。抱き上げてみると、とうに 10kg を超えたウチの次女と比べてその軽さに驚きます(笑。
しかしこの大変な時期に生まれてきたというのも彼女らの宿命なのでしょうが、従来の社会システムを前提に生きてきた我々と違って、この子たちこそがこれから築かれる新しい日本の、世界の社会環境に適応していく存在なのかもしれないなあ、と思います。先日の震災を受けて日本の社会構造は今度こそ本当に変わらなくてはならないと感じましたが、その変革させていく作業こそが、子どもたちの世代のために我々の世代に課された使命なのだと思います。
震災に限らず、先行きの暗い話しか出てこないような今の日本。でも、「この世界は希望に満ちている」ことを子どもたちに示してあげることが、我々大人がやるべきこと。
永遠の経済成長を前提とした年功序列の社会システム(長く生き、働くことでインセンティブが得られる)がバブル崩壊と共に崩れ去り、若い世代が日本社会に希望を持てなくなった現在。でもそれは、老人が若者から搾取することで自分は逃げ切ろうとしているわけではなくて(そういう人も現実にはいるでしょうが)、既存の社会システムを「自分には変えられないルール」として恭順に受け容れているにすぎないのだと思います。震災が変革の契機というにはあまりにも悲しみが大きすぎますが、子どもたちのため、希望に満ちた未来を築くのが我々の役目。
今、自分が生きる意味、働く意義というものを根本的に見つめ直す時期が来ているのでしょう。子どもたちの顔を見ながら、そんなことを考えています。
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