この夏に買った FE 40mm F2.5 G、コンパクトで写りも素直で気に入っているのですが、唯一不満なのがレンズフードのデザイン。
フジツボ型フード自体は嫌いじゃないのですが、すぼまった先がさらに延びているのがなんか間抜けな感じで好きになれません。
フレアやゴーストを防ぐという目的からすると理に適った形状であることは分かるけど、最近のレンズはコーティング性能が良いからフードはそこまで重要じゃないし。ドレスアップのつもりで見た目重視のフードにつけ替えても良いのではと従前から思っていたのでした。
ちなみに FE 40mm F2.5 G には鏡筒が共通設計な FE 24mm F2.8 G の円形フードを取り付けることができます。40mm のレンズに 24mm 用のフードをつけるわけだから光学的な意味はあまりないけど、このフードはオーソドックスな形状だし質感も高いからこれはこれでアリ。
でも私が FE 28-60mm 用のレンズフードとして愛用している F-Foto から新型のレンズフードが出たという情報をサイカ先生のエントリーでキャッチしました。
これはきっと私が欲しかったものに違いない、と思いさっそくオーダー。
F-Foto / クラシックレンズフード New ワイドタイプ (49mm)
レンジファインダー風のスリット入りフードです。
このスリットは本来レンジファインダーカメラの光学ファインダーを覗き込んだときに視野のケラレを最小限に抑えられるように設けられたものです。だからそもそもイメージセンサーが受光した映像を見るミラーレスカメラでは無意味な構造ですが、見た目のクラシックカメラ度が上がって格好いいんですよね。ドレスアップパーツとして考えるならこの手のフードはむしろ積極的に使いたい。
レンズフードの直径は FE 40mm F2.5 G の外径よりもちょっと大きめ。でも α7C との組み合わせであれば、カメラを置いたときにボディ底面よりもレンズフードの方が先に接地してしまうことはありません。
α7C に装着するとこんな見た目になります。レンズよりもフードの径が大きいことで却って格好良さが増していると感じます。
こういうレンジファインダー風デザインのミラーレスとコンパクトな単焦点レンズとの組み合わせだとまさにレンジファインダーカメラそのもので、街中スナップがさらに楽しくなりそう。
ちなみに今回発売された「New ワイドタイプ」のクラシックレンズフードは前面にフィルター用のネジ切りが施されていて、フードの前にレンズフィルターやプロテクターを装着することができます。従来型はフードとレンズの間にフィルターを装着する必要があり、フィルター枠の分だけレンズ全長が延びてしまうのがデメリットでしたが、前面につけられるならレンズのコンパクトさは維持できます。C-PL や ND フィルターへの交換も容易ですしね。
私は α7C を性能よりも身軽さとオシャレさ重視で使っているので、このレンズフードは満足度高し。
ただ、見た目の印象的にはこのクラシックレンズフード New ワイドタイプは広角レンズのほうが似合うような気がするので、実際には 24mm の方とフードをスワップして使おうかと思っています。
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