先日のポタフェスで見つけて気に入ったもの。ちょうどデスクトップ DAC の買い換えを考えていたタイミングだったから心打たれました。
TOPPING / フルバランスデスクトップ DAC/AMP DX5 II
中国の TOPPING というメーカーのデスクトップ DAC/AMP です。事前には全くのノーマークだったんですが、ポタフェス合わせで発表されて明日発売なんですね。近年ではデジタルオーディオ機器では既存メーカーの存在感が薄くなって中国製品の選択肢の方が豊富な状況。Amazon やアリエク流通の有象無象はさすがに買いたくないですが、国内代理店がついてポタフェスに出展しているところならまず大丈夫でしょう。
PC に USB 接続して外付け DAC/AMP として使うこともできるし、光/同軸デジタル入力経由で CD プレーヤー等にも繋がるし、さらに Bluetooth もあるからスマホや DAP の音源を鳴らすこともできる。出力はヘッドホンが XLR/4.4mm のバランスと 6.3mm アンバランス、スピーカーが RCA とバランス XLR(つまりアクティブスピーカー向け)。フルサイズの機器ほどではないにせよ、多用途な I/O を持ちデスクトップ DAC としては十分なスペックじゃないですかね。少なくとも私の用途(PC の外付け DAC 兼ヘッドホンアンプ)に欲しい機能は一通り揃っています。
設定はメニューボタンを押した後にボリュームダイヤルを回して項目選択/調整、ダイヤル押し込みで決定という UI。うーん、ダイヤルがメニュー操作系兼用かー。個人的にはボリュームはアナログ式で適度な重みがある方が好みですが、今や電子ボリュームでない機器を探す方が大変なくらいだしボリュームノブの感触が軽い製品の方が普通。DX5 II のボリュームは重みはないとはいえ 1 段階ごとに軽いクリック感があって、まあ悪くない。
ちなみに UI のテーマカラーは 9 色から選択でき、例えば青白い「Aurora」は 1990 年代のオーディオ機器の本体ディスプレイ感があって個人的にツボ。
ホーム画面の表示もカスタマイズできます。私が気に入ったのがこの FFT(高速フーリエ変換)パターン。完全にかつてのミニコンポのレベルメーターじゃないですか!最近こういうオーディオ機器を見かけなくなって久しいけど、私はミニコンポど真ん中世代だからこの表示大好き。音楽聴きながらずっと眺めていられます。多分私が DX5 II を買ったらこのモード決め打ちで使うことでしょう。
VU メーターモードもあります。さすがに私は世代じゃないからそれほど思い入れはありませんが、クラシックや古いジャズを聴くときにはレベルメーターよりもこっちの方がしっくりきそう。
試聴は私が持って行っていた Accoustune RS THREE をバランス接続して 10 分ほど聴いてみた程度ですが、しっかりとしたパワー感があり低音も出て聴いてて楽しいヘッドホンアンプですね。これがあることが判ってたらヘッドホンも一本持って行ったんだけどなあ。
機能・音質・デザインのいずれも私の基準点を超えてきた DAC/AMP だと感じました。これはそのうち買ってしまう予感。






コメント