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LINE WAVE の使用感

LINE WAVE を少し使ってみたので軽く使用感などを書いておきます。

LINE WAVE

届いたのが土曜日の夜なので、使ったのは実質一日とちょっと。まだ全容が掴めているとは言いがたいですが、雰囲気は分かってきました。

■音声認識について
音声認識の成功率は、私の体感で 50% といったところ。まあ私は意識的に大声で話すとき以外は低くくぐもった感じの声で、電話越しにも聞き返されることが少なくないので、拾いにくいという側面はあると思います。でも「よく聞き取れませんでした」とか「その機能はまだ対応していません」ではなくて見当違いの反応をされることのほうが多いのでちょっとイライラします。Web ででもいいからできること/できないことのリストは出しておいてほしいところ。クラウド AI だから機能自体が日進月歩で変化していて、リスト化できないというのもあるでしょうが。
でもやっぱり画面がないデバイスである以上「コイツにどう話しかけたらどう答えてくれるか」がある程度分かっていないと、いろいろ試してみようという気も起きないと思うんですよね。これは WAVE に限らずスマートスピーカ全般に言えることだと思いますが、何らかの初期ハードルを下げる工夫は必要だと思います。


■音質について
大音量だけど音質はそこそこのスピーカ、という印象。BGM 程度に鳴らしておく分にはこんなもんかな、というレベル。
無指向性だからテーブルやキッチンカウンターの真ん中に置きたくなりますが、ちょっと壁寄せ気味に配置すると反響でグッと音の厚みが出てきます。リビングの壁際の棚の上、とかけっこういいんじゃないでしょうか。

■LINE MUSIC について
最初に試したときにどの楽曲も 30 秒程度のダイジェスト再生しかできないと思っていたら、これは WAVE ではなく LINE MUSIC の無料ユーザーの制限でした。WAVE 先行体験版の購入特典として LINE MUSIC の半年間無料クーポンが送られてきていたのでそれをレジスとしたところ、フルコーラスで聴けるようになりました。
それはいいんですが、問題は LINE MUSIC の楽曲ラインアップが思っていた以上に貧弱なこと。「○○の曲をかけて」と言ってもその曲(あるいはアーティスト自体)が登録されていなかったり、正しく認識されずに全然別の曲がかかったり。「SEKAI NO OWARI の曲をかけて」と言ったら 1 曲しか登録されていないのか、『RAIN』(『メアリと魔女の花』の主題歌)が無限ループされたのには参りました。私は Music Unlimited や Amazon Prime Music、Spotify くらいなら使ったことはあるけど LINE MUSIC はこれが初めてで、どんなジャンルの楽曲が強いのかとかプレイリストの組み方がどうなっているのかとかが分からず、どういう使い方が自分に合っているのかイマイチよく分かりません。スマホで LINE MUSIC を起ち上げていると WAVE では再生できないなど、制限も気になる。
当面使える機能が限られるから LINE MUSIC 利用を軸とした先行体験版としたことで、LINE MUSIC の弱点が WAVE の弱点に見えてしまっているのが現状だと思います。

■Bluetooth スピーカ機能について
スマートスピーカとして使い物にならなくても最悪 BT スピーカとして使えれば ¥10,000(先行体験版の特別価格)は悪くないかな、と思ったのもこれを買った理由の一つです。BT スピーカとしての音質はまあまあ(本音を言えば一万円出せばもう少しいい音のスピーカはあるとは思う)。ただ少なくとも現在のファームでは、ウォークマンと BT 接続した際にウォークマン側のボリュームキーを押しても WAVE の音量は変化しません(ソニー純正の BT スピーカなら当然ボリューム操作が可能)。これはファームアップで何とかできそうに思えるので、早急に何とかしてほしい。まあ LINE MUSIC 利用が軸の商品だから BT スピーカ機能は開発優先度が低そうですが。

■バッテリライフについて
これ想像以上にバッテリがもたないですね。正しくは省電力制御がうまくない、と言った方がいいのか。
音楽を鳴らしていないときにも音声入力待機しているため、その間にもどんどんバッテリを消費していき、朝に満充電で使い始めたのに「音楽を止めて放置」しているだけで数時間でみるみるバッテリが空になってしまいました。バッテリ残量については定期的に音声でアラートが出るのは親切設計と言えますが、待機状態ではもっと省電力なモードに入ってほしい。近くにコンセントがある前提だと途端に置き場所が限られてしまうんですよね。

という感じで、今のところは不満の方が多い状況。先行体験版なのである程度割り切って使う必要があるのは分かっていましたが、これはちょっと辛抱強く付き合ってやる必要があるな…というのが今の率直な感想です。先行体験版を買った人はほとんどが新し物好きで、逆に言えば進化のスピードが遅ければすぐに離れて行ってしまう層だと思うので、こっちが驚くくらいのスピードでファームウェアもクラウド AI 側も進化させていってほしいところ。

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