F1日本グランプリまであと1週間ということで、横浜山下埠頭で開催中のモータースポーツジャパンにて展示中のアストンマーティンAMR26のショーカーを見てきました。
JAFモータースポーツジャパン 2026 in 横浜 | JAFモータースポーツ
会場は山下埠頭の元・横浜ガンダム跡地。ガンダムの展示が終了して以来久しぶりに来ました。
AMR26のショーカーは会場の一番奥、ホンダブースからも離れたところに目立つ表示もなくひっそりと展示されていました。それなりに人は集まっていましたが他の体験型ブースの方が人だかりができていたくらい。告知が足りてないんじゃないでしょうか。あるいは、今年のアストン・ホンダがあまりにも期待外れすぎて興味を持っている人が少ないのか…。
かくいう私も、11年前の失敗から何も学んでいないホンダと問題の全てをホンダに押しつけているように見えるアストンの両方にウンザリしていて、少なくとも今年はあまり積極的に応援する気になれずにいます。
※写真は全てα7C+FE 20-70/F4Gにて撮影。
展示されていたのはあくまでショーカー。FIAが提供した26年仕様車のコンセプトモックをそのまま使い、リバリーだけAMR26に合わせたものです。だから実車とはディテールが全然違うわけですが、私はむしろ昨年までの車とのサイズ感の違いを把握したくて見に来ました。
見た目は昨年までのクルマよりも明確に一回り小さくなって見えます。とはいえ実寸では全長・全幅ともに5%程度しか縮小されていないのですが、ホイールベースが短縮されてフロントウイングが小型化されたことで小さくなった印象を強く受けます。
フロントウイングが吊り下げ式になって中央部にはスプーン状の段差が設けられ、翼端板の外側にもカナードが取り付けられている様子は2005年頃のF1マシンを彷彿とさせてちょっと懐かしい。
ちなみにノーズ先端のアストンのシンボルマーク周囲にうっすらとユニオンジャックが描かれているのがカッコイイ。この意匠去年まではなかったですよね?ちょっとアストンというよりミニっぽい気もするけど。
ホンダのシンボルマーク。一応他のスポンサーとは別扱いで配置されていますが、この新しいシンボルマークはやっぱり好きになれないですね…四輪創業期のロゴのリバイバルなのは分かっていても、レース活動のシンボルとして使うには力強さが足りない。
今季からタイヤのホイールカバーが変更されました。昨年まではホイール全体を覆うカバーが鉄チンホイールみたいであまり好きになれなかったのですが、今年のは中心がくり抜かれてホイールそのものが露出するようになりました。日本製のBBSホイール(製造は富山県!)の特徴的な意匠が見えるとレーシングカーらしさが際立ちます。
ボディラインは実車とは違いすぎてあまり参考にはなりませんが、昨年までのグランドエフェクトは一部残りつつも効果は緩和され、久しぶりにバージボードが復活。車両底面と側面を流れる空気をどう扱うかが空力の鍵を握るだけに各チームの開発力が現れるポイントです。とはいえ、現行レギュレーション下だとエアロよりもPU性能と電力回生/デプロイのやりざまが支配的で、エイドリアン・ニューウェイといえど性能に寄与できる部分は限定的な気がしています。そういう意味では今年の状況は2014年によく似ている。
リヤエンド。このフォントでPowered by Hondaと書かれても全然パワード感がないんですけど…。
ウイングには久しぶりに翼端版が復活。またフラップにはアクチュエーターが連結されていますが、これは昨年までのDRSとは違いストレート走行時にフロントウイングと併せて動作させてドラッグを低減する「アクティブエアロ」用の機構です。
ショーカーの脇にひっそりと置かれていた解説パネル。この中でも今季の体たらくへの言い訳が書いてあるのが悲しい。
アストンといえばアウディF1のチーム代表を務めていたジョナサン・ウィートリーが突如離脱を発表し、そのままアストン移籍が既定路線と噂されています。ウィートリーはレッドブルの黄金期を支えた主要スタッフの一人であり、仮にアストンのチーム代表としてシャシー開発(ニューウェイ)とPU(ホンダ)の調整役になってくれれば状況の改善にも少しは光明が見えるかも。何よりそうなればクリスチャン・ホーナー/ヘルムート・マルコ/ヨス・フェルスタッペンというレッドブルの権力闘争の当事者を除いた「グリーン・レッドブル」体制になるわけで、期待せざるを得ません。まあそれでも今季いっぱいは今のような状況を耐えるしかないのでしょうが。
一週間後の日本グランプリ、最低でもせめて完走くらいは…よろしくお願いします。








コメント