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東京都北区東十条のカジキのムニエルホーレン草のクリームソース

「十条、久しぶり。東十条は初めてだけど、こっちもいい雰囲気」

十条銀座

北区十条。ドラマ『孤独のグルメ Season11』の第7話ではSeason2以来14年ぶりにこの地が舞台となりました。私がSeason2の聖地巡礼でここに初めて降り立ったのは翌年のことだったので、自分も13年ぶりの十条。

ドラマのサブタイトルは東十条となっていますが、埼京線の十条駅と京浜東北線の東十条駅は徒歩圏。序盤のシーンは十条側で撮影され、その後店探しを経て今回の舞台となった洋食店「吉良亭」へと辿り着く流れでした。ということで吉良亭へ東十条、十条どちらからでもアクセスできます。

吉良亭

吉良亭

いかにも町の小さな洋食屋。こういう雰囲気の店、どの町にも一つはありそう。ただし実際に食べてみてその先入観が覆されることになるわけですが…。

今回は開店直後の時間に予約して訪問しました。

吉良亭

放送前に訪れたにも関わらず先回りで食べに来たお客さんでカウンター含めあらかた埋まっており、私は独りだったけどテーブル席に通されました。
驚いたのがお酒がありえんくらい安い。今日び居酒屋でもこの倍くらいの値段するよね、という…これは料理と一緒にお酒も楽しむしかない。

吉良亭

メニューはテーブル単位では用意されておらず、黒板に書かれているものを見ながら注文します。
五郎が食べたものも大事だけど、この店は絶対おいしいはずだから他のメニューも試してみたい。何をどう組み合わせるかが重要。

お会計時にママさん(劇中の配役は岸本加世子)が「もう私読めなくって…」というので一緒に黒板の数字を読みながら計算するというやりとりが発生しました(笑)。ママさん、とても愛嬌ある方です。

吉良亭

普段ならとりあえずビールというところだけど、この店の雰囲気ならワインがいい。
今回は魚介中心の組み立てで行くことにしたので、白ワインをグラスでいただきました。普段は18時そこそこから飲み始めることって滅多にないから、ちょっとした背徳感がワインのうまさを倍増させる。

吉良亭

そこにワインのお通し的な(?)魚介のマリネも一緒に出てきました。
これは想定外だけど、こういうの嬉しい。洋風揚げ浸し的なマリネでワインによく合う。この時点ですでに満足度が高い。

吉良亭

続いて本日のカルパッチョ。
この日の魚介はイカ、タイ、サーモン、マグロ。バルサミコのコクのある酸味に、ゴマとパルメザンの香ばしさが効いてる。一般的なカルパッチョよりも魚が分厚めなのも嬉しい。洋風味付けの刺身を食べてる感。

吉良亭

そして「カジキのムニエル エビとホーレン草のクリームソース」。これが食べたかった!お魚洋食もいいよね。

ホーレン草のクリームソースというからソース自体にほうれん草が溶け出した緑色のソースかと思ったら、ソースはむしろクリーム色。どんな味がするんだろう?
それにサヤインゲンやナス、カブ、カボチャ、ズッキーニといろんなトッピング多し。野菜がたくさんで隠れ気味だけどカジキでかし、ありがたし。

吉良亭

うンま!!何コレ!??クリームソースが抜群。俺の舌にドンピシャ。

味から材料を当てるのは得意なほうだと思ってるのに、これはよくわからない。でもうまい。あえて推理するならパプリカとエビの風味が効いてるんだろうか?いずれにせよ、こんなムニエル食べたことない。
カジキって割と淡泊な魚だけど、それゆえに調理や味付け次第で化ける。だからこそこのソースが合う。身がしっとりしてるのもまたうまい。

海老も野菜も包み込む、母なるクリームソース。残ったソースをスプーンで攫って食べてしまうほどうまかった。人目がなかったらそのまま皿まで舐めてたところだ。

吉良亭

こちらは「ナスとベーコンのトマトソーススパゲティ」。パスタの王道中の王道、私も大好きなやつ。
ナスもベーコンも大ぶりのがゴロゴロ、遠慮なく入ってるのがありがたいじゃないの。

吉良亭

トマトが濃い!でもトマトだけじゃない、このトマトソースがうまい。ほのかに香るケチャップがいい。

これこれ、こういうやつですよ。パスタの食べ方にも星の数ほどあれど、いろいろ食べても最終的にこういうど真ん中の味付けに戻ってくる。自分の中の軸みたいな味のスパゲティ。

吉良亭

スパゲティと一緒に白ワインも空いたところで(料理のおいしさにたまらず結局2杯飲んだ)、次を待つ間にハイボール。
ブラックニッカベースのようですがちょっと濃いめのハイボールがなみなみと。安いのにこんなにたっぷり、却って申し訳ない気もするけど気兼ねなく飲んじゃうもんね。

吉良亭

〆はビーフカレー。久住さんが食べてたのがこれでしたね。
フレンチをベースとした庶民的な洋食レストランがあえて出すカレーがどんなのかすごく気になっていたのでした。見た目は想像したとおりの欧風ビーフカレー。これは絶対うまいに違いない。

吉良亭

付け合わせが福神漬けやラッキョウじゃなくピクルスってのが洒落てる。
しかもこのピクルス、ママさん曰く「これ、私が漬けてるの。『かんたん酢』」。ああ、なんか憶えのある味だと思ったらそういうことか(笑)。でもかんたん酢で漬けるピクルスって確実にブレない味に仕上がるんだよなあ。おいしいです。

吉良亭

そしてカレーは思ってた以上に牛肉がゴロゴロ。
ルウに牛すじが溶けてる欧風カレーなんだけどスパイス感しっかり辛味、酸味、コクのバランスが極上。専門店としても流行るレベル。

こういうカレー、大好きです…。

吉良亭

こちらが巡礼客というのがママさんにバレていたようで(そりゃそうだ)、お皿に描いてもらったという久住さんのサインを見せてくださいました。第2話の西麻布といいSeason11はなぜか松重さんよりも久住さんのサインとの遭遇率が高い(笑

『孤独のグルメ』に登場する洋食店ってどこもレベルが高いけど、この店もその例に漏れず…というか今まで食べた中でも特においしかった。厨房で黙々と調理するマスターの腕が素晴らしいんだろうなあ。お客さんが増えるとあたふたするママさんと、普段は穏やかなのに調理中は少しぶっきらぼうになるマスターとのやりとりが微笑ましい。
基本的には高齢なお二人が営業しているお店だから混んでくると大変だと思いますが、マイペースを崩さずお体を労りながら頑張っていただきたいところです。

大満足のディナーをありがとうございました。
ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(一部未巡礼店あり)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独のグルメ』

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