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東京都港区西麻布のタンドリーチキンとマトン・マサラ

「店はいくらでもあるだろうが、最近来てないから勝手が分からん」

西麻布

ドラマ『孤独のグルメ Season11』第2話の舞台は西麻布でした。あの番組がこんな高級オシャレタウンに来ることなんて珍しい。過去にも広尾のメキシコ回東麻布のギリシャ回くらいではないでしょうか?かくいう私も相当久しぶりに来ました。六本木麻布界隈、最近来なくなったなあ。

目的のお店は西麻布の交差点すぐのところにあるマンション(下層が飲食店街)の2Fにあります。

インディアンレストラン西麻布 by KENBOKKE

インディアンレストラン西麻布

店名にある「KENBOKKE」ってインドの地名にでも因んでいるのかと思ったら、先代オーナーが所縁のある北海道の離島「嶮暮帰島」に由来しているようですね。以前は「嶮暮帰」という店名で営業していた模様。まあ現在の名前の方が何の店かは分かりやすい。

今回は放送前に事前に予約して伺いました。

インディアンレストラン西麻布

店内はいかにも西麻布のレストランという感じでとても品がある。いつもの孤独のグルメの雰囲気とは違います(笑)。客層も西麻布っぽい、ちょっといい身なりの人が多い。いい店そうじゃないか。

シェフのラホトラ氏(劇中でオーナー然と振る舞っていたのはオーナーではなくシェフご本人)は40年以上前にインドから来た元タージマハルホテルの料理人。厨房ではその方を筆頭にインド人シェフが腕を振るっています。だから本格的かつ手の込んだインド料理が楽しめます。

インディアンレストラン西麻布

こちらのお店の料理は北インド系。近年の孤独のグルメは南インド推しだったから北インド料理はSeason4のカマルプール以来十年以上ぶりの登場になります。
北インドカレーといえば日本人にも馴染みのあるバターチキンカレーが代表的ですが、メニューを見るとそれ以外のカレーもすごく気になる。どれもこれも語感がインドだ。

インディアンレストラン西麻布

どの料理も魅力的でちょっと決め切れない。とりあえず生ビールをいただきつつ、じっくりメニューと向き合おう。
幸いお店全体にゆったりとした空気感が漂っていて、焦る必要を感じないところはありがたい。

インディアンレストラン西麻布

まずはちょっとツマミ的なものから、と思って「インディアンスナック」。
見た目は日本にもありそうないかにもスナック菓子だけど、様々なスパイスが効いててピリ辛でウマイ!これはビールが捗りまくる。

というわけで、二杯目はオーナーさんに勧められるがままに週替わりのクラフトビール「FUJI PREMIUM 静岡すっぱみかん」をいただきます。ミカンの爽やかな香りがすごくいい。

インディアンレストラン西麻布

続いてタンドリーチキン。これが食べてみたかった!
骨付きのやや大ぶりなタンドリーチキンにレモンを搾っていただきます。ピクルスが添えられてるのも嬉しい。

インディアンレストラン西麻布

めちゃめちゃしっとり、柔らかーいタンドリーチキン。それほど辛さはなくて旨味が深い。こりゃあ骨までしゃぶりつかずにいられない。

聞いたところこのチキンは生肉をヨーグルトに漬け込むことで柔らかさを出しているとのこと。
こんなにしっとりしたタンドリー、初めて食べた。これは別次元のタンドリーチキンだ、肉もソースも異次元。

インディアンレストラン西麻布

こちらはライムピクルス。番組内では久住さんが食べていたやつですね。
口に入れた瞬間にやって来る鋭い酸っぱ辛さが強烈!でもその刺激は最初だけで、スーッと引いていくように後から素材の味が感じられる。こういう感覚は初めてだけど面白い。お酒のつまみとして、ちょっとクセになりそうな体験。

インディアンレストラン西麻布

そうなるとお酒はワインに進みたくなるわけです。
オーナーさん曰く近年はインドワインのレベルがすごく上がっているとのこと。IT関係で欧米に進出したインド人の味覚がインドワインを鍛えているそうですね。今度からインド料理にはインドワイン、積極的に試してみたくなりました。

インディアンレストラン西麻布

ちなみに各テーブルには壺に入った多種多様なスパイスが設置されています。
これは各自で料理に使うためのものではなく、この店で使っているスパイスの元の姿を見せるために展示しているそう。粉末で買ってくるのではなくお店で挽いているからスパイスの香りが際立つんだそうです。こういうところにも大ベテランのインド人シェフのこだわりを感じる。

インディアンレストラン西麻布

そしてメインのカレー。もちろん井之頭五郎が食べていたマトン・マサラにサフランライスを合わせました。
なおサフランライスは長粒種(インディカ米)ではなくあえて日本のコシヒカリを使ってカレーに合うように炊いているとのこと。本格インド料理だから現地のガチ料理をそのまま持ち込んでいるのかと思ったら、サフランライスだけは日本向けにアレンジされているんですね。国が違えば食材だけでなく気候も変わるから土地に最適化した方がおいしく食べられる、というところでしょうか。馴染んでる馴染んでる、俺の胃袋にも馴染んでる。

インディアンレストラン西麻布

スパイスとコクのバランスが絶妙なカレー。これ超好みのタイプ。そして何より羊肉がうまい。

ちなみにマサラとはヒンディー語で「混合スパイス」。多種多様なスパイスによって複雑な味と香り、刺激が生まれ、このカレーをおいしくしている。
ジンギスカンのときとは違う顔。スパイス纏った羊ちゃんも、いいじゃないか。

インディアンレストラン西麻布

サフランライスの中にグリーンカルダモンの種を発見。
カルダモンはカレーに使う定番香辛料の一つですが、粉末にせず種子のまま使っているのは珍しい。でもまるで豆ご飯や赤飯の小豆のようなふっくら感が出つつカルダモンらしいスッキリした香りが共存しているのが面白い。これちょっと気に入りました。

インディアンレストラン西麻布

カレーをもう一品、こちらは「カダイチキン」。
鶏肉をスパイスや野菜と一緒に炒めたドライカレー的な。見た目はカレーっていうよりも中華の麻辣炒めみたいな感じ。

その見た目の通りスパイスの香りと刺激がチキンや野菜に乗り移って、しっかり辛くて濃いお味。これもまた大好きな味。
お~っ、はっはっはっ。これはうまい。

インディアンレストラン西麻布

カダイチキンに合わせるのはナン(プレーン)。
インドカレー店でよくある大ぶりでバターたっぷりのナンとは違って円形のあっさりめのナンを四つ切りにしたもの。この店のスパイスカレーを受け止めるならばナンはこれくらいシンプルなほうがいい。

インディアンレストラン西麻布

食後はマンゴーラッシー。マンゴーの甘味とラッシーの酸味で口の中のスパイス感をリセットしてスッキリ。

あ~、とても幸せなインド時間だった。

インディアンレストラン西麻布

当日は上品ながら話しやすい雰囲気のオーナーさんといろいろお話しさせていただきました。料理や食材に関するこだわりはもちろんのこと、このオーナーさんのシェフにも負けていないインド料理愛がすごい。現オーナーは先代からお店を受け継いで8年とのことですが、この店がおいしくて落ち着ける場所になっている理由がよく分かりました。私の退店時には劇中同様にすごく丁寧にお見送りいただいて恐縮してしまった。
ちなみに店内のシーンで最初からいた常連客役の女性が実はオーナーさんです(笑。

ここは本当においしかったので近いうちにまた食べに来ます。
ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(一部未巡礼店あり)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独のグルメ』

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