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中央区銀座の韓国風天ぷらと参鶏湯ラーメン

「あちゃ~、深追いして新橋まで来ちゃったか。せっかく銀座で飯をと思ってたのに」

銀座ナイン

ドラマ『孤独のグルメ Season4』、いよいよ先週からスタートしました。Season3 までの聖地巡礼をコンプした私としては、今回も当然巡っていくわけですが、今回は今まで以上に遠征回が多いようで、さすがにそろそろ追いかけ続けられるのかどうか。でも、第 2 話の舞台は私の生活圏と言える、銀座。ここは行くしかあるまい!というわけで、放送翌日にさっそく巡礼してきました。おそらく、これがこの回については世界最速の聖地巡礼エントリーになるのではないでしょうか(笑。

なお今までの経験上、放送直後はどの店もものすごい行列ができるので、放送前から店舗を特定して予約しておきました(笑。

なじみ亭

なじみ亭

「なじみ亭」の場所は、住所的には銀座だけど、ほぼ新橋。新橋の駅から本当に徒歩 1~2 分の場所にあります。今まで、何度となくこの前は通っていたけど、まさかここが聖地になるとは…。
ちなみに、先月の SPA! に掲載されていた漫画版の「ガード下の韓国料理」のお店も、このすぐ近くにあります。

予約してはあったものの店内は満席。店前のテラス席()に通されました。ゴロー席の隣、ですね。
放送直後だからものすごい行列ができているかと思ったら、一見落ち着いた状況に見えました。が、着席した後にも代わる代わるお客さんが訪れては「今日は予約でいっぱいなんですよ」と断られていたので、お店側で早めに予約のみに絞る判断をしていたものと思われます。


なじみ亭

店内には入れませんでしたが、扉が開いたときにちょっと覗き込んでみた感じだと、テレビで見たときよりもはるかに狭く見えました。ドラマでは、広角レンズでの撮影だったので実際よりも広く見えていたにすぎないんでしょうね。

店内のお皿に並べられているはずのお総菜メニューは、店外にも貼り出されていました。なるほど、どれも家庭的そうで、食欲をそそるぞ。
メニューは日替わりのようで、ここに写真が出ている以外のものもいくつかあるようで、店員さんが説明してくれました。

ちなみに、働いていたのは韓国人のおかあさんと日本人のおねえさん。おねえさんのほうは、ドラマ放送後の混雑を見越して 2 週間前に採用されたバイトなんだとか(!)。

なじみ亭

いくつかお総菜を頼んだら、まずはビールでお疲れさま。

こんな銀座の端っこで、屋外でビールが飲めるなんて、なんだか得した気分だな。8 月だったらさすがに外で飲む気はしなかっただろうから、いい時期に来たのかもしれない。

なじみ亭

お通しはちくわの煮物。ピリ辛でビールに合います。
混んでいるけど料理は基本的におかあさん一人でこなしているせいか、出てくるのが遅いですが、そこは放送直後。こちらも焦らずにゆっくり飲みながら料理を待とうじゃないか。

なじみ亭

のっけからメニューに載っていなかったお総菜ですが、タケノコの何か(一度聞いたけど忘れた(ぉ))。
こ・れ・が・ま・た、今まで食べたことのないタケノコ料理。とても柔らかく煮込まれたタケノコをくり抜いて真ん中に何か(鶏肉?)を詰めて、餡をかけた上に黒胡椒をたっぷりと振りかけたもの。こんな韓国、食べたことないぞ。いきなり、今日のヒット料理確定。

なじみ亭

続いて、こちらもメニューになかった煮魚。メニューにあったものでは、ドラマにも出てきた魚の餃子とチャプチェは残念ながら売り切れていましたが、代わりにこの煮魚ですよ。魚は鱈だったら!(←
日本の煮魚というと出汁や醤油で煮込んだものというのが相場で、男の胃袋的には煮魚が出てくると物足りない気分になるものですが、この煮魚は日本のとは全然違う。ピリ辛でがっちり味のついた、男でもしっかり満足感のある煮魚。

こんな鱈の煮魚なんて、日本じゃなかなか食えんぞ。食えんティン・鱈ンティーノ。

なじみ亭

そして、韓国風天ぷら。何種類かの魚のすり身を揚げ焼きっぽくしたもので、チヂミにかけるようなタレをつけていただきます。

…うまっ!こうきましたか。コーリアン驚いた(ぉ。
あったかくて優しい味だ。パリサク天とは違う、ほわ天、いけるいける。

なじみ亭

これは、たまらず久住さんが飲んでいた「黒豆マッコリ」に移らざるを得ないというものです。
黒豆マッコリ、以前一度だけ飲んだことがあるけど、甘ったるくて私は苦手な普通のマッコリに比べると、コクがあって、黒豆の香りが味に深みを与えて、おいしい。見た目はなかなか強烈だけど、外見からはわからないうまさ。料理が出てくるペースがゆっくりなこともあって、ガンガン飲んじゃいます(笑

なじみ亭

黒豆マッコリのつまみ的にすぐ出てくるもの、ということで、キムチ。頼もうとしたら「大と小どちらにしますか?」と言われて、一瞬「は?」と思ったけど(笑)、個人的にはキムチをつまみにいくらでも飲めるクチなので、大を。というか、この後にさらにキムチ大をおかわりしました(ぉ。

このキムチ、かなりガッツリ辛くて、甘いマッコリに合わせるというよりは、ご飯が欲しくなるスムニダ。

なじみ亭

さらなるおつまみ、韓国のり。これはおかみさんからのサービスとのこと。
他のテーブルのお客さんにも韓国のりを出していたり、「マッコリ多めに入れときましたから」とか、けっこうサービスがいい。

なじみ亭

そしてこれが、メインの参鶏湯ラーメンよりも気になっていた(笑)ポッサムキムチ。厚切りの蒸し豚とキムチのセットです。
あちゃあ、よく考えたらキムチがダブってしまったぞ。いや、キムチおかわりしたから、それも数えるとキムチがトリプってしまった(ぉ。

でも、韓国料理屋なんだからキムチのダブりなんてむしろ前提としておくべきものか。
気を取り直して、この豚肉にキムチ乗っけるんだったよな。

なじみ亭

おお、肉だ。豚だ。ポッサム、ポッサム。期待を裏切らないうまさだ。
キムチと豚って、やっぱり合う。

なじみ亭

こちらもゴローちゃんが食べていた、イカとソーメンの旨辛炒め。
見るからに辛そうだけど、キムチのストレートな辛さに比べると、「旨辛」というだけあって、一口目には甘みを感じて、後味にジワジワくるタイプの辛さ。
煮魚といい、ソーメンといい、日本人ならあっさり食べてしまうところを、これだけ味を染みさせるって、隣国なのに文化がずいぶん違うんだな。

は~、それにしても、いろんなおかずがちょっとずつ食べられるって、幸せ。

なじみ亭

ここまででもけっこうお腹いっぱいになりかけていたけど、さらに〆。お待ちかねの参鶏湯ラーメンです。
おお、うまそうだなぁ~。

この参鶏湯ラーメン、作るのに手間がかかるのか、3 テーブル分くらいまとめて作って出していました。ちなみに、これ 1 日 10 食限定だそうです。あらかじめお店に電話して、参鶏湯ラーメンまで予約しておいて良かった。

なじみ亭

麺は、ドラマにもあったとおりインスタントラーメン。この縮れっぷりからしていかにもインスタントですが、インスタントらしく麺自体に塩味がしっかりついてます。
いろんなものが丁寧に煮込まれた参鶏湯のやさしい味に、このチープな塩味の麺の組み合わせが斬新。インスタント上等。いや、インスタントこそ良し、の味だ。これで普通の麺を使っていたら、妙に味のぼやけたラーメンになっていたに違いない。

なじみ亭

は~、うまかった。
疲れが、吹っ飛んだスムニダ。

おかあさんもおねえさんも、忙しいながらも笑顔を絶やさず、親しみのある対応で心地よかったです。
たいへん満足だったけど、チャプチェと魚餃子にありつけなかったのと、店内のようすが見られなかったのが心残り。これは、混雑が落ち着いた頃にもう一度来るしかないですね。

ごちそうさまでした。

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ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。 ドラマ『孤独のグルメ』 ...

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