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有楽町ガード下の韓国料理

「んー。腹も減ってきたし、高架下、探してみるか」

インターナショナルアーケード

はい、漫画『孤独のグルメ』聖地巡礼、一昨日発売の SPA! に掲載されたばかりの第 27 話の舞台にさっそくやってきましたよ。山手線の南側が出てくること自体それほど多くないシリーズなのに、私の生活圏からそう遠くないとあれば、誰よりも早く攻めてみたくなるというものです。…と思ったら、発売日当日に巡礼してる人がいた(;´Д`)。私もそれは考えたけど(←)、当日は忙しくて、悔しいことにお昼休み取れなかったんですよね…。

さておき…この有楽町~新橋間の高架下「インターナショナルアーケード」。東京のど真ん中に突如として現れた地下迷宮(ルビは「ダンジョン」と振る)、最低でも Lv35 くらいある勇者じゃないと足を踏み入れられなさそうなハードルの高さを感じます。

インターナショナルアーケード

昼でも夜でも変わらない、この異様な雰囲気。大半の区画のシャッターが降りていることが、より物々しさを助長しています。
でも地方のシャッター通り商店街とは…サビシサの温度が全然ちがう。

この半地下道を延々と歩き、ちょうど有楽町と新橋の中間くらいの地点に存在するのが、このお店。

まだん

まだん

韓国料理…やってるようだぞ。
鉄板がない…焼かない韓国料理か。それもいいか…。

お昼時だというのに、周囲を歩いている人はまばら。そりゃあ、こんな場所に飲食店があると思っている人のほうが少ないだろうな。
本当は、SPA! 掲載直後だから他の巡礼者で行列ができているかと思いきや、聖地巡礼らしき人は私以外には見受けられませんでした。これが、テレビと雑誌の媒体力の差か…。


まだん

「すいませーん、一人なんですけど…」

と言って通された席の壁には、久住さん来店時の写真…と、何故か松重さんの写真まで!
これはもしかして、「原作に登場したお店はドラマでは扱わない」というルールを破ってダブル登場か?と思ったけど、久住さんが完全にプライベートモードと思われる出で立ちなので、ちょっと違いそう。Season3 の打ち上げかなんかで使ったお店なのか、とも思ったけど、一緒に写ってるおかみさんの服装が違うので、久住さんとは別日みたいだし。謎ですね…。

まだん

そして、松重さんのサイン色紙まで。
日付が Season3 の放送終了のちょっと後ということなので、やっぱり打ち上げか何かでしょうか。

まだん

その隣には、元小結舞の海関と出川哲朗さんの写真、サヘル・ローズさんのサインが。顔ぶれからいってテレビの情報バラエティ番組系で取り上げられた感じでしょうか。まあ、立地が最高にマニアックですからね…。

まだん

ランチメニューはこんな感じ。ビビンバとかユッケジャンとか、目にするだけで食欲をそそる単語が並んでます。迷わすなぁ…。
よし!ここは手堅く冷麺、ちょっと冒険チャーシュー丼。

ほどなくして、順に料理が運ばれてきました。

まだん

前菜、多し。
冷奴(の豆板醤?乗せ)、セロリをゴマ油に漬け込んだもの、シンプルなグリーンサラダ、そしてキムチ。
前菜は日替わりなのか作中の品揃えとは違ったけど、ランチからこんなに豪華だと、なんだかビールが欲しくなってきます(笑

ウマイ。この店、案外アタリではないか。
庶民的韓国、こういう店は貴重です。

まだん

そして、本命がやって来ました。おー、これまた家庭的なルックス。

まだん

冷麺と言えば、盛岡冷麺は好きだけど、そのルーツである韓国の冷麺って、あまり食べた記憶がないなあ。
そもそも韓国料理自体、お昼よりも飲みで行くことのほうが多いし、大抵は焼肉とかチヂミとかクッパ・ビビンバとか、そういうガッツリ系にいっちゃうもんなあ。

まだん

ズ…ズズ。うんうん、麺も硬すぎず、細くて確かにウマイ。キムチのピリ辛はあれど、酸味のきいた爽やかなスープのおかげで、いくらでも食べられそう。

劇中のゴローちゃんは冬に冷麺を食べるという失態をやらかしましたが、今はこれから真夏に向かおうという時季。この冷麺がうまくないわけがない。

さて、チャーシュー丼は…生卵かける式。

まだん

黄身、この時点でつぶしていいものか…
いや、韓国の人なら迷わずつぶすな。

というわけで、スプーンでつぶして混ぜていきます。

まだん

わおお。これ、予想以上にウマイ!

冷麺とは対照的に、まったりと優しく、濃いめの味。生卵も相まって、口当たりも味もしっかりした存在感。
ミニチャーシュー丼という割にけっこう量のある丼だけど、それ以上にボリュームを感じます。

まだん

どれも濃すぎず辛すぎず、いや実にちょうどいい韓国スムニダ。
酒を飲まなくても、肉を焼かなくても、ゴキゲン。

ああ、ごちそうさまでした。

まだん

会計時にいただいた割引券。お昼のピークタイムを外せば 100 円引き。それも、見せるだけで何度でも使える割引券(笑。
マニアックな新橋のダンジョンにある割に、何から何まで家庭的なんだなあ。

お昼休みにオフィスの外でランチ、の延長で来れなくはない立地だし、有楽町近辺で仕事があるときに寄ってもいい。何より、混んでないから落ち着けるのが嬉しい(笑
また機会を作って、今度はカルビうどん+ミニビビンバとか、試してみたいかな。割引券に書かれているとおり、夜に来てみたい気もします。

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ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、2023 年大晦日スペシャルの台湾編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。ドラマ『孤...

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