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千葉県市原市高滝のアジフライとハガツオフライ

「エブリデイ、フライデイでも大歓迎だよ」

高滝

『孤独のグルメ Season11』の聖地巡礼で先日行った市原のFLYDAY、あまりにおいしくて気に入ったからまた食べてきました。というか、放送前に食べに行った帰りに次の予約を入れていたという(笑
都内から公共交通機関で行くと一日がかりな場所ですが、今回は某氏にクルマを出してもらったからラクチンでした。

妖精の干し芋工場

劇中で五郎の仕事パートの舞台になったのが「妖精の干し芋工場」。FLYDAYから徒歩でも数分の距離にあります。

この回の商談相手、この工場で働く藤原(演:深川麻衣)に五郎を紹介した小坂というのはSeason9第10話・宇都宮回の仕事パートでの商談相手(演:若月佑美)ですね。二人は高校の同級生という設定でしたが、中の人も元乃木坂46メンバー同士というメタ的な意味合いをかけているようです。
それにしても五郎、こんなところまで出張して売上がマグカップ4つだなんて利益出てるんだろうか…松重さんもこないだ五郎に関して「そんなに稼いでるとは思えない」とコメントしていましたが。大晦日スペシャルで大きめの仕事を請けることが多いから、そこでまとまった売上を立ててるんでしょうかね。

妖精の干し芋工場

閑話休題。
この妖精の干し芋工場は平日のみ営業で、休日は開いていません。その代わり直売所の前に自販機が設置されていて、五郎が食べた生干し芋(賞味期限15分)ではなく普通の干し芋なら休日でも買うことができます。代金は600円。
注意が必要なのがこの自販機が100円硬貨にしか対応していないこと。私は小銭の持ち合わせが足りなくて焦ったのですが、敷地内に飲み物の自動販売機(こちらは紙幣対応)があったから両替を兼ねて缶コーヒーを購入しました。

妖精の干し芋工場

干し芋、柔らかくてモチモチ、ネットリ。ほんのりと自然な甘さでおいしい。身体にも良さそうだし、今後おやつはお菓子じゃなくてこういうの主体でもいいくらい。
しかし生じゃないやつでこれだけおいしいのなら、生干し芋はどれくらいおいしいのか…平日にここに来るハードルは高いけど一度食べてみたくなりました。

それにしても…干し芋で小腹が満たされたら、大腹が…減った!
店に向かおう。

FLYDAY

FLYDAY

前回は開店30分前に並んだけど、今回は予約してあるから安心です(途中事故渋滞でギリギリになったけど)。
でもお店前の駐車場はとっくに満車で、お店から高滝側へ徒歩3分ほどのところにある第2駐車場に入れました。

入店前に一応ウェイティングリストを見てみたところ、開店時点で既に20組ほどの待ちが発生。放送前よりももっとすごいことになってるんですけど!
でも私の巡礼レポートも反響大きかったし、Season11の店の中でも特に注目されてるのは間違いなさそう。

FLYDAY

ヤーギー!
ドラマのエンドロールで五郎が戯れてたヤギのレイチェルに私も餌をあげてみました。檻の奥の方で休んでても、人が近づいてくるとちゃんと餌をもらいに来るのがいじらしい。キミも腹、減ってたのか。

ほどなくして開店。予約してあったから最初の方に入店できました。

FLYDAY

他のお客さんが入る前の店内の様子が見られるのは予約者の特権。
当日フリー入店はよほど早く並ばないと何時間待つか分からないし、順番が来る前に売り切れのリスクだってある。基本的には予約して訪店したいところです。特にこれからの季節、屋外で待つのはしんどいですからね…。ただし現時点で先の予約もけっこう埋まっている模様。

FLYDAY

日替わりメニューには前回食べられなかったハガツオがありました!しかも野菜フライには白茄子もあるらしい。
このあたりは入荷次第だから毎日あるとは限りませんが、ドラマの放送直後だから頑張って五郎メニューを用意しようとしてくれているに違いない。

FLYDAY

…と、その左下に「五郎さんコンボ」を発見!
注文時にそれぞれ読み上げていって途中で「ドラマ観て来た人だ…」と察せられてしまうくらいなら、もう開き直ってこれを注文してしまった方が潔いでしょう(笑

FLYDAY

そんなわけでまずは赤しそソーダから。
透明感ある鮮やかな赤が目にも楽しい。蒸し暑いこれからの季節にこそ相応しいドリンクと言えます。

FLYDAY

そしてアジフライとハガツオフライ定食。
今回もハガツオがあるかどうかは賭けだと思ってたから嬉しい。仕入れを頑張ってくれたお店の方に感謝。こないだ食べたマグロフライも絶品でしたけどね。

定食にこうやって小鉢がたくさん添えられてくるとそれだけで幸せを感じる。

FLYDAY

壮観なこの眺め。
衣がビックリするくらい薄いのがよく分かる。前回食べたときに本当にフライの概念が覆りました。

ところでアジフライって小さいのから大きいのまでいろいろ食べてきたけれど、尻尾がついてない状態でこれだけ大きく、しかも断面を見せる形で出てきたのはこの店が初めて。単においしいアジフライを食べさせるだけでなく見た目でもそれを感じて驚いてほしい、というお店側の意図が伝わってきます。

FLYDAY

鬼おろしとわさび。前回マグロフライをわさび醤油で食べたらおいしかったから今回は鬼おろしわさびを試してみたいと思っていたのでした。
『それぞれの孤独のグルメ』に登場したやすいみーとでもとんかつを大根おろしや茎わさびで食べるのが激ウマだったし、この二つの薬味は本質的に揚げ物との相性がすこぶる良い。

FLYDAY

これがハガツオのフライ。ハガツオ、もしかしたら今までカツオとして食べたことがあるのかもしれないけど、ハガツオと意識して食べるのは初めて。

…これはカツオとは別物だ。カツオと白身魚のいいとこ取りのような、しっとりやわらか。それでいて、カツオらしいさっぱりとした旨味が共存している。
ハガツオフライ、最高すぎる。

FLYDAY

鬼おろし、めちゃくちゃいい仕事するなあ。ハガツオにもアジにもどっちも合う。

ちなみに、劇中では食事中にモノローグ以外に五郎がリアルタイムで唸ってる声がときどき挟まっています。撮影中に五郎ではなく松重さんとしての声が思わず出ちゃったという感じで、こういう回は過去の11シーズンを通しても珍しい。それくらい本当にうまかったっていうことなんだろうし、自分でも食べてみるとその気持ちがよくわかる。

FLYDAY

タルタル。五郎のようにアジからこぼれんばかりの勢いで豪快に乗っけていただきます。

うほほー!口の中がタルタルまみれ。
自家製というタルタル自体がうまいけど、アジがそれに負けてない。

FLYDAY

そーなると当然Season4以来の「アジフライ専用飲み物」((c)久住昌之)にご登場いただくしかないわけです。ちなみに銘柄はマルエフで、まろやかな味わいがアジフライを引き立てる。

アジフライ、白飯にもビールにもどっちも合う。なんて汎用性の高い食べ物なんだ。

FLYDAY

野菜のフライは大根に白茄子、サツマイモ。これもできるだけ五郎メニューに寄せようとしてくれているのがありがたい。

まずは出汁で炊いたものを揚げてあるという大根。
大根そのものに出しがよく染みて…これは実質ほぼおでん。なのに衣がついてサクサク、その中から汁がジュワジュワ。こんなの初めて。

白茄子は、なんじゃこの肉厚ジューシーたるや。
白茄子ってあんまり食べたことなかったけど、こんなにうまいの?いやあ…参った。

サツマイモは前回も食べたけど、しっとりホクホクで素材の甘みが生きてる。まるで石焼き芋に衣がついているかのようだ。

やっぱりここのフライ、魚だけじゃない。野菜も含めてフライとして最高の形を作っているのがよくわかる。
俺は今、猛烈に感動している。っていうか感動しっぱなし。

FLYDAY

こちらはもう一つの日替わり、アジとヒラメの2種盛り定食。手前の小さなフライはヒラメの縁側とのこと(!)。

ヒラメはイメージ通り淡泊めの味わいだけど、揚げてあるのにしっとり柔らかい食感がそのまま生きてる。揚げ物っていう感覚があまりなく、あくまでヒラメが主役。この揚げ方いいなあ…。

FLYDAY

そしてこれが久住さんが食べていたミックスフライ定食。
魚だけじゃ物足りないっていう向きに鶏ササミのフライが入ってます。でも魚系のフライよりもむしろボリュームが抑えめで、家族連れで来たときにお子さんが食べるのにちょうどいい(それでも量はちょっと多い)かも。

FLYDAY

同じく久住さんが飲んでいたクラフトレモンサワー。
酸味と苦味、甘味のバランスがちょうど良くて爽やか。この季節の蒸し暑さを吹っ飛ばしてくれるような感覚がある。

FLYDAY

ここで再びタルタル。タマゴ・オン・タマゴだ。
放送でゴローがやっているのを見るまではこの発想はなかった。でも互いが互いを引き立てて、濃厚なタマゴ味!これは一度やってみる価値ある。

FLYDAY

それで、最後のお楽しみ。ミニアジフライカレー。

あー…いい。カレーがほんのり和風でアジフライに合う。
まさに〆に相応しい一品、確かな満足感。

塩、醤油、鬼おろしわさび、ソース、タルタルを経てのカレー締め。
非の打ち所がない、上質な脚本のフライドラマだった。

FLYDAY

お手洗いの前にはFLYDAYオリジナルTシャツに松重さん、久住さんのサインが入ったものが額装されています。隣には二年前に『充電させてもらえませんか?』で来訪した出川哲朗さんのサインもありました。

店主は注文や配膳のついでに各テーブルにちょいちょい声をかけていってくださるのですが、その明るさや距離感の近さも含めて居心地のいい店だと感じます。前回一度来ただけの私のことも覚えていてくれてちょっと驚きました。

ちなみに店主の岩﨑蔵さんによる「フライとは蒸し料理である」という記事を読むとこのフライに込められた想いがよく分かります。マジで食感が今まで食べてきたフライとは別物なんだよなあ…。
岩﨑さんは様々な飲食業を経て市原に移住する形でこの店をオープンしたんだとか。店内での店主の動きを見ているだけで、本当に食と人が好きな方なんだろうなあ、というのが伝わってきます。

毎週でも食べたくなるアジフライ。ここまで来るのは簡単ではないけれど、そのうちまた食べに来たい。

Thank God, it’s FLYDAY.(神様ありがとう、今日はフライの日だ!)
今回もごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(一部未巡礼店あり)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独のグルメ』

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