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機動戦士 Ζ ガンダム II -恋人たち- @チネチッタ

機動戦士 Ζ ガンダム II -恋人たち-

前作は舞台挨拶が観られたので、今回も計画していたんですが、子どもが予定より早く生まれてそれどころじゃなくなったため今回は普通に鑑賞。
『恋人たち』というサブタイトルが内容に若干の不安を与えた今作(ぉ でしたが、内容的にはまあ、ソツなくまとまっている感じ。TV 版での男女のカラミにフォーカスを当てつつそれを膨らませるシーン追加により『恋人たち』という主題に対するこだわりが伝わってきます。


新作カットは第 I 部から大幅に増え、体感で 7~8 割は新カットが使われている印象でした。が、その分旧カットが出てきたときに感じるギャップも大きくなり、例えばオープニングから数分続いた後にいきなり全画面に映し出された旧作カットにガッカリ(´д`)みたいなシーンが散見されたのは非常に残念。しかも、狙った演出でしょうが主題に繋がる重要なカットに限って TV クオリティ(´д`)。ここまでやるならむしろ旧カットを使う意味(むしろ全シーン新カットにしたほうが低コストで済みそう)がないんじゃないか、とすら思いました。

個人的には新しい主役機・Ζ ガンダムの登場シーンが意外にあっさりしていて期待感に欠けたことと、Ζ とカミーユの強さが見えるシーンがなかったのが残念でした(戦闘シーンという意味ではアムロのほうが戦い方が上手い印象だった)。全般的に戦闘シーンは TV 版よりもかなりスピード感があってかっこよかったものの、今作はあまり主役の活躍には重きを置いていないのかな。

期待に反して(?)面白かったというのが全体的な感想ですが、それでもやはり TV 版を知っている人が省略されたエピソードを脳内補完しながら観なければついていけないダイジェスト版であることは前作と変わらず。あと 20 分尺が延びてもいいから、もう少し丁寧に描いてほしい、というのも相変わらずでした。
第 III 部のサブタイトル、『星の鼓動は愛』って・・・(´д`)。

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