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ナルニア国物語 第 1 章: ライオンと魔女 @シネマメディアージュ

ナルニア国物語 第 1 章: ライオンと魔女

LOTR のヒットにディズニーが乗っかったファンタジー大作(ぉ。

ほとんど予備知識もなく LOTR のノリを期待して劇場に足を運んだんですが、いろんな意味で期待を裏切ってくれた作品でした。

クリーチャーや動物たちの動きにはかなり凝っているのは良い。残酷なシーンをあえて隠しているのも、ディズニーなので仕方のないところ。全体的に暗くなりがちなストーリーの中で、ところどころホッとするシーンが散りばめられているのも、ディズニーらしくて良いんだけど、半分演出意図だろうけど、主人公の 4 人の兄弟姉妹が(末っ子を除いて)やたらかわいげがないのが、序盤なかなか作品に入り込めなかった原因かもしれません。
意識してる割には LOTR を超えられてないというか、この尺の中でナルニア国年代記の 1 章をも収めるのはちょっと厳しかったかも。特に少年少女の心の機微があっさりしすぎていたり、時間の経過がやけに簡単に省略されていたり、という点でやけにスピーディに物語が進むな、という印象でした。特に兄妹を裏切る次男はもうちょっとちゃんと描いて良いんじゃないかなあ。
逆に悪役(この物語は LOTR と同様に、というより LOTR 以上にかなり単純な勧善懲悪)の描き方がある意味ストレートで、なまじ生身で演技をする分、「白の魔女」のほうが LOTR の冥王サウロンより全然怖いんですけど(;´Д`)ヾ。

しかし、ライオンの王・アスランの声を演じたリーアム・ニーソンは、SW のクワイ=ガンといい、KOH のゴッドフリーといい、なんか悟りの境地に達した指導者の役がすっかりハマッているようで・・・。

全体を通して、いろいろと描写のしがらみの多いディズニーなりには良く出来たエンタテインメントではあると思います。とはいえ単品でナルニア国の世界観を描ききるにはちょっと尺が足りなすぎる感があるので、7 章まであるエピソードを通じて全体的な世界観をどこまで創り上げられるか、が決め手になるんじゃないかな、と思いました。

コメント

  1. むっちー より:

    白の魔女を演じている女優さんて、
    またケイト・ブランシュエットかと思っていたら
    「コンスタンティン」で天使を演じていた方でした

    最近、マックポテトの量の関係で、ハッピー・セットを
    よく選ぶようになっているんですが、
    今回のオマケのナルニアシリーズは息子にも好評です

    大人の目からすれば子供だましなクオリティなんだけど

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