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キヤノンが SED 訴訟で敗訴

キヤノン、SED特許訴訟で敗北 (ITmedia)

年明けにジョイントベンチャー株式をキヤノンが買い取り単独事業化したあたりからかなり風向きが悪そうな雰囲気だった SED に決定的な判決が。これで単純に SED の商品化がなくなったというわけではないものの、しばらく長引きそうなこの特許問題に引きずられてキヤノンのパネル量産も先送りにせざるを得ないことや、もはや及び腰を超えて諦めてしまったようにも見える東芝の姿勢を見るにつけ、やはりというかなんというか SED はかなりの崖っぷちに立たされていると言って良さそうです。ソニーも類似技術である FED とはいったん距離を置いたように見えるし(まあ、一方の OLED(有機 EL)も現在の液晶/プラズマを置き換えるにはまだ先が長そうですが)、次世代 FPD の製品化にはもう少し時間がかかりそう(言い換えれば今液晶テレビを買ってもそんなに後悔しなさそう)な雰囲気になってきました。

一昨年の CEATEC のときの話では、SED はもう既に製品として世に出ているはずだったことを考えると、本当に寒い話です。というか、超行列にめげずにサンプルパネルの画質を拝んでおけば良かった、と後悔(´д`)。

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