私が以前一度買った Anker の 4-in-1 HDMI Switch がタイムセールで安くなっているという情報を見かけ、そういえばあの仕様どうなったかな…というのを確認してみました。
Anker / HDMI Switch (4-in-1 Out, 4K HDMI)
「あの仕様」というのは、カタログページには HDMI-CEC(HDMI コントロール)対応と書いてあるのに実際に買ってみたところ動かなかった件です。メーカーサポートに確認したところ、当時は「相性問題では」とのことで返品・返金対応になりました。
HDMI ってコネクターは統一されているけど細かいバージョンが乱立していて分かりにくいし、素性の悪い機器やケーブルもあるから相性はあるのでしょう。でも Anker 側の検証不足じゃないかなあ、と疑っていたので、その後しれっと仕様の記載が修正されているんじゃないかと思って製品情報ページを改めてチェックしてみました。
そしたら、
なんと。
※HDMI入力ポート4のみCECに対応しています。
4 つある入力ポートのうち 1 つだけが CEC 対応!そういうのもあるのか。
電気設計には詳しくないですが、4 番ポートが出力ポートに最も近い(隣り合わせ)ことも関係しているんでしょうか。
当初の仕様では単に「CEC 対応」としか書かれていなかったので、これはおそらく検証不足か設計サイドとマーケティングサイドでの情報伝達ミスかだろうなあ。いずれにしても発売当初の公称スペックからデグレしているわけで、カタログページをサイレント修正するのはさすがに心証悪い。
まあ少なくとも 1 ポートは CEC 対応していることが明らかになったわけで、テレビと連動させたい機器が一つしかないとか、あるいはテレビと BD レコーダーは電源連動させたいけど AV アンプは連動させたくない、とか(こういうケースでは AV アンプ側の設定で CEC をオフにするのが一般的だけど)というケースであればこの HDMI セレクターはコストパフォーマンスに優れているとは思います。4K60p 対応の 4 ポートスイッチがタイムセール価格とはいえ 3,000 円を切ってるわけですからね。でも私はちゃんと全ポート CEC 対応していてほしい。
とりあえず私はテレビを 4K に買い換えるまでにセレクターを買い換えればいいわけなので、そのときに Anker 以外で価格スペック比が良いものを選ぼうと思います。
コメント