バーレーンGP決勝 マッサがポールトゥーウィンで今シーズン初優勝! (GPUpdate.net)
バーレーン GP は、開幕 2 戦で悔しいレースが続いていたマッサがポールトゥウィン。ライコネンは堅実にポジションを守って 3 位、ハミルトンは F1 史上初となる「デビューから 3 戦連続表彰台」の偉業を達成という結果に。上位陣はピットストップのタイミングがそれぞれ読めずに戦略勝負になっていた面はありますが、それ以外に大きな動きはなく(BMW のハイドフェルドが自力でアロンソをオーバーテイクしたあたりは面白かったですが)、比較的堅調なレースでした。強いて言えば、マクラーレンはやはりそれなりにフェラーリと争える競争力をもっていながらも、パフォーマンスにフェラーリほどの安定性が(現時点では)ないのが明らかになったというところでしょうか。
SAF1 は 2 台ともエンジンから白煙を上げてリタイア、バトンもスタート早々に接触でリタイア、というホンダファンには寂しいレースではありました。ただ、今回のレースはダンゴ状態になっている中団の争いにかなり見応えがあって、ルノー・トヨタ・ウィリアムズ・レッドブルあたりの抜きつ抜かれつの展開は楽しませてもらいましたね。特に、最終的にはダブルリタイアになってしまったものの、レッドブルがコンペティティブな走りを見せてくれ、クルサードに至っては予選 21 位から一気にポイント圏内にまで入る中盤のオーバーテイク・ショーには見入ってしまいました。信頼性の問題はあるにせよ、徐々にニューウェイのマシンのポテンシャルを引き出せているのか、あるいは開幕 2 戦がスパイカーのカスタマーシャシー訴訟をかわすためのブラフだったのか。
ともあれ、ポイントランキングは 22 点で 3 人(ライコネン、アロンソ、ハミルトン)が並び、直後にマッサとハイドフェルドがつけるという構図。チーム別に見ても明らかに抜け出している 3 強(ルノーはもう 3 強に入らない)以外はスパイカーを除きほぼダンゴ状態にある、という勢力図を保ったまま、舞台はヨーロッパラウンドへ。次はまるまる 1 ヶ月も空いてしまいますが、それまでにどのチームがどんなアップデートをかけてくるのか、注目したいと思います。
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