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HOYA とペンタックスの合併が白紙に

ペンタックス、HOYAとの合併中止へ (デジカメ Watch)

HOYA とペンタックスの合併が白紙に。
経営統合時の株式比率や、HOYA が合併後のカメラ事業売却も視野に入れていることなどが理由といわれていますが、確かにペンタックスにしてみればいわゆる本業のひとつ(収益性云々より企業の社会的認知度という意味で)を失うくらいなら、という気持ちも分からなくはありません。ペンタックスの DSLR は去年から非常に良い方向に向いていて、個人的にはこの合併がうまくいって(カメラ事業もこのまま業績が上向いて)二強寡占状態がもうすこし健全な競争市場になってくれれば、とキヤノンユーザーながら期待していましたが、そうもいかなかったようです。ほっとした気持ち半分、残念半分。

そういえば先日ビックカメラとエディオンの経営統合も白紙になりましたよね。国内はあらゆる産業で統廃合が進みつつありながら、いっぽうで風土の異なる複数の企業がひとつになる、というのはそれだけ難しく、単なるスケールメリットや経営効率という観点では語れない、ということが、改めて浮き彫りになっているような気がします。企業の合併も人間の結婚と同じようなもので、片方ばかりが強くてもダメ、お互いに思想や文化を理解し、敬意を払うことが必要なんだろうなあ、と。

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