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F1 オフシーズン情報ラウンドアップ

フェラーリ F2008 の発表を皮切りに、2008 シーズンに向けた各チームの動きが活発になってきていますが、とりあえず現時点までの情報のまとめ。

マクラーレン MP4-23を発表 (GPUpdate.net)

フェラーリの翌日にマクラーレンも新車発表。ぱっと見 MP4-22 からどこが変わったのか分かりませんが・・・、FIA の監査が入って当面の思い切った開発がやりづらくなったことと、開幕まで隠しておきたい空力のアップデートがまだ明かされていないことで一見変化の少ない新車発表になっているんだと思われます。まあ、信頼性まで含めた意味での昨年の「最速マシン」は、(スパイ行為の是非は置いておいて)MP4-22 だったと言えるわけで、さほどドラスティックな改革が必要とも思えませんが。


トヨタ TF108を発表 (GPUpdate.net)

トヨタも早めの新車発表。マクラーレン風のフロントウィング、ルノー風のサイドミラー一体型アッパーボーダーウィングと、ライバルの良いトコ取りをしてきたようなマシンですが、相変わらず速そうに見えないのは何故だろう(´д`)。昨年のホンダの失敗を目の当たりにするとなおのこと「改革」よりも「カイゼン」のアプローチでいきたくなるのも分かる気はしますが、見た目に速そうじゃないクルマが速かった試しってあんまりないんですよね。

フォースインディア フィジケラとスーティルの起用を正式発表 (GPUpdate.net)

フォースインディアのドライバーがスーティル+フィジケラで確定(テストドライバーはリウッツィ)。まあ予定通りという感じですが、ガスコインといいフォースインディアは人員面ではジョーダン時代の体制に戻りつつあるようにも見えますね。ジョーダンもかつては良いチームだったので、資金難さえなければまた戦力をつけてきそうな気がします。純粋にがんばってほしい。

ホンダ ブルツをテストドライバーに起用 (GPUpdate.net)

ある意味一番びっくりしたのがこのニュース。ブルツって引退したんじゃなかったっけ・・・。
テストドライバーだけでなくサード/リザーブドライバーもやる、というのはレースドライバーから引退という昨年の発表と矛盾しているような気がします。昨年の中国 GP 後にウィリアムズに(あるいはトヨタに?)引退「させられた」だけだったのか、引退したのをホンダが粘り強く説得したのかは分かりませんが、実績のあるメンバーを積極的に取りこんでチーム力をアップさせたいというホンダの意志が見えます。まあ、デビッドソンとロシターという自前育成のテストドライバーを SAF1 に押し込んでおきながら、外部から有力なテストドライバーを調達するというやり方にはちょっと引っかかるものがありますが、なりふりかまってられないというのが今の HRF1 の実情なんでしょう。昨年のクリエン加入のときはなぜかあまり嬉しくなかったんですが、ブルツは好きなドライバーなので純粋に嬉しいです。

来週は BMW とレッドブルがそれぞれ新車発表予定。22 日からのヴァレンシアテストでは正式発表に先立って RA108 の暫定バージョンが登場するという話もあり、こちらも楽しみです。

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