スポンサーリンク

EOS 7D に触ってきた

会社の昼休みに、時間を見つけて品川のキヤノン S タワーまで EOS 7D を見に行ってきました。

キヤノン / EOS 7D

展示機は 2 台。平日の昼間にも関わらず、常に 1~2 人は待ちが出ている状況で、7D への注目のほどが窺われます。まあ、キヤノンから久々に出た最高峰の APS-C 機なので、さもありなんといったところ。

ぱっと見の印象はやっぱり 30D に似ていますね。でもペンタ部の処理はもう少し曲線的に仕上げられていて、従来の二桁系 EOS と 1D 系のデザインをうまくミックスさせたような形になっています。

ボディは 50D と比べて約 90g 重くなっているものの、サイズ的にはほぼ変化なし。比べてみても外観的な大きさの違いはほとんどありません。重くなったのは大幅に手を入れたファインダ周り、物理的に 2 倍になった DIGIC 4 チップ、追加されたボタン類、防塵防滴のためのシーリング部材といったところでしょうか。

従来の EOS ではボタン類はツルンとした表面処理になっていましたが、今回は梨地っぽい仕上げです。また、50D ではモードダイヤルの上面が銀色のヘアラインアルミでしたが、7D では以前のタイプに戻されていますね。個人的にはこちらのほうが好み。
しかしこうして見ると、曲面を多用した滑らかなボディラインの 7D と、無駄を削ぎ落としたマッシブなボディの 50D という、対照的なデザインになっていますね。


今回から電源スイッチはモードダイヤルに添えるような位置に変更されています。

私の 30D と比べると、ユーザー設定モード(C1~C3)、液晶表示部での ISO 感度常時表示、無塗装のアクセサリシュー(30D は黒塗装だけど、剥げるんだなこれが)など、地味に進化した部分が改めて分かってしまい、目の毒です・・・。

シャッターボタン周りのレイアウトは大きくは変わらないものの、「M-Fn」(マルチファンクション)という見慣れないボタンが。

背面のインターフェースはかなり変わってます。30D との差分でいうと、独立した AF-ON ボタン、制止画/動画モードの切り替えスイッチ、RAW/JPEG 記録形式の切り替えボタン、クイック設定モードに入るための「Q」ボタン、そして独立したピクチャースタイルボタン、とかなり複雑になりました。でもそれぞれのボタンの意味が分かっていれば(つまり旧機種からの買い換えであれば)これは使いやすそうなボタン配置です。

これがクイック設定画面。先代 50D から採用されているものですが、「Q」ボタンを押すと液晶ディスプレイの右上にあるマルチセレクタで画面上のメニューが選択できるようになり、ここから撮影の基本設定(画面にあるとおり、ISO・露出補正・AF ポイント・AF モード・ピクチャースタイル・ホワイトバランス・測光モード等々)がひととおり変更できます。従来の軍艦部にあるボタンを押してメニューを呼び出すのに比べ、「ISO はどのボタンだっけ・・・」といちいち確認しなくても済む分、撮影に集中できるというわけ。αのクイックナビゲーションと同じようなものですが、α700 が 30D に比べて明らかに使いやすいと感じていた差分だったので、このクイック設定の採用は個人的には諸手を挙げて歓迎したい部分。

光学ファインダはこんな感じ。コンデジを使って接写したのでケラれまくってますが、AF ポイントに注目してください。19 点もあるので、メインダイヤルでローテーションさせるよりもマルチセレクタで直接選択したほうが明らかに早いです。
また、このファインダは透過型液晶を採用しているので、AF フレームの表示やグリッド表示を切り替えることができます。7D ではフォーカシングスクリーンの交換ができませんが、スーパープレシジョンマットタイプはともかく、方眼マットタイプは必要ないというわけ。

で、これが(若干ブレてますが)水準器の表示。マルチファンクション(M-Fn)ボタンを押すことで表示され、横方向が水平の、縦方向が前後の傾きを表しています。シャッターボタン半押しで解除されます。
ちなみにライブビューではもっとカラフルで分かりやすい表示が出るんですが、撮ってくるのを忘れてしまった・・・。

これが同時発売の新標準ズームレンズ、EF-S15-85mm。15mm スタートのズームレンズで IS つきなので、さすがにぶっといです。でも焦点距離的にはかなり使い勝手がよさそうなので、普段はこれ一本付けっぱなしというのもアリかなあ・・・と思います。
試作機につき撮影データが持って帰れないということで、画質については触れません。

ということで 7D を触ってみた感想・・・やばいです、これ欲しいです。イヤ買うことはもう決めているんですが、悠長なこと言ってないで発売日すぐにでも欲しい気分(;´Д`)ヾ。ファインダはあきらかにマグニファイヤーをつけた 30D よりも見やすいし、連写も早いし、シャッター音もパカンパカン言う 30D に比べると金属的な音でカッコイイし。機能がかなり増えているのに、クイック設定のおかげで操作性が逆に良くなっているのも捨てがたいですね。
7D を買ったら 30D はサブ(標準ズーム付けっぱなしとか)にしようと思っていたけど、これだけ違うと 30D を使うのがイヤになってきそうな気も。うえー、サブボディに 50D とか買うのかよぉ(´д`)。

コメント

スポンサーリンク