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F1 モナコ GP 2010

モナコGP決勝:ウェーバー2戦連続優勝!レッドブル1-2フィニッシュ (GPUpdate.net)

伝統のモナコはスペインに続いてウェバーがポールトゥフィニッシュで完全勝利。同僚ヴェッテルすら寄せ付けない独走ぶりで、もしかして今季最速はヴェッテルじゃなくてウェバーでは・・・と思わされたレースでした。

24 台中完走 12 台(完走扱いは 15 台)という一見「荒れたレース」ですが、実際にリタイアしたのは新規参戦チームの 6 台+ウィリアムズ×2+ザウバー×2+ペトロフ+バトンという、バトン以外はほぼマシンかドライバーに不安があるチームということで、さほどサバイバルな印象もなく。また、アロンソがフリー走行でのクラッシュで予選出走できなかったことにより最後尾からのスタートになりましたが、下位チームとのスピード差があまりに大きすぎて「抜けないモナコで最後尾からオーバーテイクショーを見せる醍醐味」はあまりなく、どちらかというとピット戦略(SC 中にタイヤ交換義務を済ませてしまい、前方にマシンがいない状況でタイムを上げていく)で上位を狙っていく戦い方を見るのが面白かったことは事実です。この事実上「異なるクラスのマシンが同じサーキット上を走っている」というスーパー GT のような状況はあまり良くないよなあ・・・。

さておき、戦闘力の明らかに劣るマシンでフロントロウ獲得→表彰台フィニッシュを決めたクビサの奮闘ぶりには確かにドライバーズサーキットたるモナコの醍醐味を見せてもらいましたが、それ以外はスタート直後にレッドブルが 1-2 体勢を築いてからは、非常に単調なレースになってしまいました。レッドブルはヴェッテルが勝つレースよりもウェバーが勝つレースのほうが何故か単調ですよね・・・。

ドライバーズランキングはウェバーとヴェッテルが同ポイントで並び(勝利数でウェバーが首位)、レッドブルが今後チャンピオンシップを支配していこうかという構図が見えてきました。各チームが大きなアップデートを施したヨーロッパラウンドでレッドブルが 2 連勝を果たしたということは、いよいよマシンポテンシャルの差が決定的になってきたということかもしれません。もし 2 週間後のトルコ(ここもまたマシン性能の差が戦力の決定的差になる)でまたレッドブルが完勝するようなことがあれば、もうこれで今シーズンの趨勢は決まってしまうかもしれません。

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