倉治 ななえ / 子育てできれいな歯並びを! -夢は矯正いらず
クマデジタルさんが買っていたのを見て、そういえば私も歯並びについては最近気になっていたところなんですよ・・・と思って読んでみた本。
私は歯並びはかなり悪いほうです。具体的に言うと、歯並びだけ徳永英明に激似です(ぉ。母もほぼ同じ歯並びなので、完全に遺伝なのですが、小学校高学年になっても生え替わらなかった何本かの乳歯を歯科でまとめて抜かれたりした影響もあるかもしれません。そして、最近永久歯への生え替わりが始まっている長女も、永久歯の出てきかたが私にとてもよく似ているので、同じような感じになる可能性が高いと思っています。次女は次女で、下あごを突き出して遊ぶ癖があって、噛み合わせに不安が出てきています。
春に奥歯の詰め物が取れてから通っている歯科で、矯正と親不知の抜歯を強く勧められたのですが、「その経済的余裕があるなら、むしろ娘に矯正を受けさせたい」と断ったりしたこともあって(←これは本心)、歯並びについては強い関心を持っていたところでした。
この本は、自らも子育ての経験をもつベテランの矯正歯科の先生が執筆された本で、「きれいな歯並びがいかに大切か、そしていかに矯正だけに頼らずに、子育てできれいな歯並びを作るか」について書かれています。状況によっては矯正を併用した方がいいケースはあれど、多くの場合は子育てのやりかた次第できれいな歯並びは作れる、という内容。「子育てで」という時間のかかる手段を掲げているだけあって、即効性のある話は一切ありませんが、逆に言えば歯並びというのがそれだけ時間をかけて形成され、成長期であれば日ごろの過ごしかた次第である程度コントロールできる、という話でもあります。
ただ、ここに書いてあったことは、単に歯並びのためだけではなくて、子どもが健康に成長するために必要な過ごしかたやしつけの話だったりもするので、今歯並びで悩んでいる子の親御さんが即効性がないから読む意味がない、というものでもないと思います。
我が家の場合は、遺伝によるところが大きそうなので、かりにここに書かれていることを全て実践してもいずれ歯列矯正のお世話になる必要は出てくるでしょうが、仮にそうなるとしても、矯正の苦労を少しでも和らげてあげるために今から親がしてあげられることはたくさんあるんだな、と気づかされました。現実的な話をすると、育てかたで多少なりともまともな歯並びを獲得できていれば、後の歯列矯正に必要な金銭的負担もそれだけ楽になる、ということでもありますし。
私も歯並びについてはけっこうコンプレックスだったし、ウチは特に二人とも女の子だし、いろいろと考えさせられました。
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