「ということは、この先に饅頭屋があるはずだぞ」
ということで、江ノ島丼をいただいたらその流れで饅頭もいただいていかないといけないじゃないですか。
作中でゴローが買い食いしていた饅頭屋は、魚見亭から江ノ島の入口に戻っていく途中にありました。これまた、18 年前の原作の画と寸分違わぬ、と言ってもいいくらいに変わらない。 せいろから立ちこめる湯気の感じまで一緒だ(笑。
店頭には、食べ歩きメニューが用意されています。それだけ、なにかを食べながら江ノ島を散策する人が多いってことでしょうが(実際、丸焼きたこせんべいをかじりながら歩いてる女の子がやけに多かった)、この店はどれも安いのが嬉しい。
でも、「中村屋羊羹店」というだけあって、メニューをよく見ると饅頭よりも羊羹が本業らしいです。
っていうか「くず湯の食べ歩き」ってどうやってやるのか誰か教えてください(ぉ
これが「女夫饅頭」。「夫婦」ではなく「女夫」と書いて「めおと」と読むそうです。確かに、漢字をそのまま読むと「夫婦」よりも「女夫」のほうが「めおと」として自然だ(笑
調べてみたら、この饅頭の由来は鶴岡八幡宮にあった源義経と静御前を象徴した女夫石にちなんで作られたのが始まり、だそうです。そういえば、すぐ近くは鎌倉だったなあ。
「すみません、饅頭をバラで 2 個ください」
すぐに出てきました。
白が女で、こしあん。
茶が男で、つぶあん。
お店の向かい側にあるのが別の店だと思っていたら、向かい側までこのお店なんだとか(笑
テーブルと椅子があったので、お借りして、いただきます。ついお茶も欲しくなって、小ペット 120 円、追加で。
うん、うまい。
小ぶりだけど、皮が厚すぎず、あんこたっぷり感が出ていていい。
つぶあんのつぶは少なめ。軽くてあっさりした甘味で、散策のお供にちょうどいい感じ。
買い食いしつつ、特に細かく予定も立てず、カメラを持ってぶらぶら散歩。
聖地巡礼というあたりが上野原譲二には怒られそうだけど(ぉ、こういうのが、大人の愉しみ、ってやつなんだろうなあ。
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