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とんこつラーメン 元祖長浜屋

博多に行ったらやっぱりとんこつラーメンは食べてこないといけないでしょう、というわけで、ちょっと無理して食べてきました(ぉ

とんこつラーメン自体はもう東京でも当たり前に食べられるもので、一風堂も一蘭も都内ではそんなに珍しくありません。ラーメン大好きだった二十代の頃なら博多出張と聞けば小躍りしていたかもしれませんが(笑)、歳のせいか?最近ラーメンに燃えないんですよね。でも、でも本場の味はちょっと違うんじゃないか、と思って、元祖と言えそうな店を探してみました。

元祖長浜屋

来てみたのは長浜鮮魚市場すぐそばの「元祖長浜屋」。博多に来たのは初めてな私でも、「博多ラーメンと長浜ラーメンは別物」という話くらいは耳にしたことがあります。東京でも普通に食べられる博多ラーメンじゃなくて長浜ラーメンを食べてみようと思い、ちょっと足を延ばしてみました。

店構えはちょっと変わった感じで、ラーメン屋というよりは小学校の頃に見学に行った給食の工場というか、なんだかそういう無骨さを感じさせる店舗でした。しかも、すぐ裏手には「元祖長浜」と「元祖長浜屋台」という類似店が軒を連ねていて、こういう老舗にありがちな元祖・本家争いの生々しさを感じます(;´Д`)。

ともあれ、食券を買って店内へ。

一応夕食を済ませた後なので(ぉ)ここはオーソドックスにラーメンを。一杯 400 円って安くないですか!さすがは本場。

注文したら速攻で出てきました。


今まで食べてきた「とんこつラーメン」とはずいぶん違う見た目。スープの表面にこれだけ油が浮いているのはむしろ横浜の家系ラーメン(あれもとんこつ醤油系なので、派生型のひとつなんでしょう)に近い印象。そして、店内に漂う強烈なとんこつの匂い。これだけ匂いが強いラーメン店は今まで経験したことがありません。

博多とんこつラーメンの特長である細いストレート麺。「ふつう」で頼んでもちょい固めで出てくるのが長浜流なんでしょうね。ちょっと歯ごたえがあってうまい。
スープのほうは、店内に充満するとんこつの匂いに象徴されるように、ちょっとクセのある風味で、塩味強め。まあ市場の近くで漁師さんをはじめとするガテン系がかっ込んでいく食べ物、なら自ずとこうなるでしょうね。食べる前は強い匂いにやられてちょっと引き気味でしたが、食べ始めると妙にクセになりそうな後引き感があります。チャーシューも、塩味強めの薄い細切れ肉で、これは白いごはんが欲しくなるな…。

半分ほど食べたところで、テーブルに常備されていた紅生姜と胡麻を投入。最初から紅生姜を入れないあたり、完全にじゃんがららぁめんに調教されていてすみません(ぉ
でも、この紅生姜と胡麻がとんこつのクセのある風味をちょうどいい具合に中和してくれて、こっちのほうが美味しくいただけますね。最初から入れておけば良かったかな。

市場の近くという立地柄か、他のお客さんはサラリーマンからタクシーの運ちゃん、ちょっとやんちゃしてそうな若者など、なかなか人間模様が交差する感じ。回転も速くて、さすがは本場だけあって流行ってるんですね。

十年前ならともかく、さすがに今の私が毎日食べたいと思うものではありませんが、それでも疲れたときとか飲んだ後とかに無性に食べたくなりそうな、強い個性をもったラーメンだと思います。思い出したらまた唾液が分泌してきた(笑

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