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Zeiss Loxia

カールツァイス、フルサイズEマウントレンズを海外発表 – デジカメ Watch

しばらく前から噂になっていた(というか、開発を進めていること自体は一年前から公表されていましたが)ツァイスのフルサイズ E マウントレンズ「Loxia」が発表されました。

フルサイズセンサに対応した E マウントレンズで、MF 専用。その代わり比較的コンパクトにまとまった高品位なレンズに仕上がっているようで。
当初のラインアップは Planar 50mm F2、Biogon 35mm F2 の 2 本。Touit が 32mm(48mm 相当)と 12mm(18mm 相当)というやや変化球気味にスタートしたのに比べると、まずは王道中の王道から出してきました。MF ということもあり、レンズ構成がオリジナルの Planar や Biogon のものを踏襲していて、ツァイスらしい描写を楽しめるレンズになりそうです。Planar はともかく、Biogon は今やコシナ製の ZM マウントでしか新品入手できなかったので、注目度は高そう。
鏡筒のデザインからいって、これも製造はコシナですかね。近年のツァイスレンズの画質は Touit や Otus が証明しているので、これも間違いないレンズだと思われます。コシナ製だとすれば特に。


絞りは実絞り。絞りリングのクリック感をなくすデクリック機能もついているとのこと。これは動画撮影時にスムーズな露出変更を可能にするためのものです。MF 専用であることからも分かるように、一眼ムービーユーザーと MF で撮ることに悦びを覚えるハイアマ以上のフォトグラファー向けのレンズと言えるでしょう。まあ、AF だからって Touit がエントリー向けだとは思いませんが(笑

不安な点をあえて挙げるとすれば、マウント側のツァイスブルーのリングが α7 のマウント部のグランドアンバー色とケンカしそうなことと(笑)、焦点距離的に E マウントのソニー製ツァイス(Sonnar 55mm F1.8、35mm F2.8)ともろかぶりなところでしょうか。AF と MF で違うしレンズ構成も全然違うので別腹(ぉ)という考え方もできますが、ただでさえまだまだラインアップが貧弱な FE レンズだけに、相互補完的なラインアップを築いてほしかった気はします。

個人的には、先日 TECHART の AF マウントアダプタを手に入れて、俄然 CONTAX G レンズ群の使い勝手が向上したところで、しかも Loxia とはレンズスペックがもろかぶりでもあるので、手を出すのはちょっと躊躇するところ。国内での販売価格は 10~12 万円くらいになりそうなので、しばらくは様子見かなあ。1 年後くらいにまた 2 本セットで半額みたいなセールがあったら、間違いなく手が滑ってしまうと思いますが(ぉ。

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