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河津風わさび丼 自作の巻

長野出張のお土産に、生わさびを買ってきました。

長野はイメージに反して(?)精密機械や電子機器の工場を多く有する県ですが、食品関連での名産は蕎麦、りんご、ぶどう、わさび、馬肉などがあります。以前から生わさびをお土産に買っていってみたいけど、自宅で刺身を食べる機会もあまりないしなあ…と躊躇していました。が、今なら『孤独のグルメ』に登場した伊豆のわさび丼を自宅で再現する、という使い道があるじゃないですか(笑。これはやるしかない、と思って松本駅の土産物コーナーで購入。
一本、540 円(消費税込み)。河津のわさび園のはもうちょっと高かったような気がするので、品質はさておきお買い得かも。

ちゃんと「おろし方」の説明書もつけてくれます。まあ普通はやったことがないから分からないですよね。

そうそう、切ったら茎のほうからおろしていくんだったな。根の先端よりも茎側の方が辛くなく、香りも良いそうです。


本当は鮫皮のおろし器がいいけど、そんなの常備してないので(笑)普通のおろし器で。

心を落ち着けてゆっくり、まあるくおろしていきます。この時点で既に、わさびのつーんとした香りが立ってきて、食欲が刺激されます。

半分ほど摺りおろしました。
チューブ入りの練りわさびとは違うみずみずしい色。練りわさびってほとんどの場合、主原料は本わさびではなく西洋わさび(ホースラディッシュ)と着色料でできているので、似ているようで別物なんですよね。

というわけで、わさび丼セット自作完了。薬味は長野で買ってきた野沢菜のわさび漬けと、近所のスーパーで買ったみそピー(ピーナツの甘味噌和え)&岩のり。味噌汁はカップのやつなので手抜きです(笑。
なんちゃってだけど、河津の聖地巡礼を思い出してきたぞ。

わさび丼といっても、炊きたてのごはんに鰹節をまぶしてわさびを載せ、醤油を垂らすだけの簡単メニュー。写真では鰹節を控えめにかけてみましたが、食べてみたら鰹節も醤油もたっぷりのほうがおいしかった。結局、丼の上からごはんが見えなくなるくらいに鰹節を載せて、醤油もゴローちゃん並みにかけました。
わさびは、爽やかな香りとほんのりとした甘みがあるのが生わさびならではだけど、それでも塊に当たってしまうとむせてしまうので(笑)鰹節と一緒によくかき混ぜたほうがおいしい。

結局、ゴローちゃんよろしくわさび丼をおかわりしてしまうほどおいしかった。結局日本人にとってのご飯って、こういうシンプル極まりないごはんが一番いいんだよなあ。

生わさびはまだ半分ほど残っているので、もう一回作れます。でも年末には北陸から魚介を取り寄せるのが恒例になっているので、刺身と一緒にいただくのもいいなあ。

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