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F1 モナコ GP 2017

F1モナコGP決勝:ピット戦略で明暗、ベッテルが逆転し今季3勝目。マクラーレンは全滅

伝統のモナコ GP。同じく世界三大レースのひとつであるインディ 500 での佐藤琢磨優勝のニュースにかき消された感がありますが(笑)、こちらはミハエル・シューマッハー時代以来 16 年ぶりのフェラーリ 1-2 フィニッシュで幕を閉じました。

フリー走行からフェラーリ優勢だったのに加えて、Q2 ではラストアタック一発に賭けたハミルトンの計測ラップがまさかのバンドーンのクラッシュによる黄旗でフイに。Q3 ではボッタスが 2 位ヴェッテルに 2/1,000 秒差まで迫ったものの、フェラーリが久しぶりのライコネン PP を含むフロントロウ独占で決勝に臨みます。

決勝ではグリッド順的にハミルトン優勝の可能性は低く、スタートでボッタスに先行されさえしなければフェラーリ楽勝ムード。ライコネンは難なくホールショットを決め、このままゴールまで行くかと思われました。
しかし状況が変わったのが初回ピットインのタイミング。ライコネンはほぼ予定通りにタイヤ交換を済ませたのに対して、2 位のヴェッテルが 2 周多く引っ張り、その間にファステストラップを連発することでオーバーカット成功。ライコネンとしてはピットアウト後にバックマーカーに引っかかるタイミングでのタイヤ交換でもあったわけで、これは事実上のチームオーダーではないかと勘繰りたくなります。ライコネンは納得しないでしょうが、ヴェッテルとハミルトンのチャンピオン争いが今後熾烈を極めそうな中、フェラーリ的には勝てるときにできるだけポイント差を稼いでおきたかったのでしょうし…。

個人的には、このドライバーズサーキットで久々にライコネンの勝利が見たかったので非常に残念。まあ今年はマシンの仕上がりが良いのでまだ勝てるチャンスもあるでしょうし、大得意なサーキットであるスパでの発奮に期待です。


アロンソの代役としてバトンが出走したマクラーレン・ホンダは、予想通り予選から非常に好調で 9・10 番手を獲得。しかしバンドーンは Q2 でのクラッシュにより Q3 出走できず、さらにスペイン GP で受けたペナルティで 3 グリッド降格。バトンに関しては実力で 9 番手を獲っておきながら PU 換装ペナルティで最後尾という厳しいレースになりました。

バトンは結局 1 周目にタイヤ交換を済ませることでトラフィックを逃れる戦略を採りますが、目の前のウェーレインが全く同じ戦略を採ったために不発。そのうえ 60 周目には業を煮やしてウェーレインへのオーバーテイクを仕掛けたところ接触、そのまま両車リタイア。あの狭いポルティエでインを刺すこと自体がちょっと無茶だったとは思いますが、ウェーレインもミラーを見ている素振りが全くなかったなあ、と。
バンドーンのほうは前車を抜けないまでも堅実に 10 位を走行し、チームに今シーズン初ポイントを持ち帰るかと思ったら…バトンの事故からのセーフティカー明けに後続のペレスにオーバーテイクを仕掛けられ、コーナーでアウトに膨らんだところでマシンコントロールを失ってクラッシュ。ペレスはこの少し後にもクビアトに強引に仕掛けて撃墜しているし、今回の走りはちょっとひどいんじゃないかと。

結果だけ見れば失望しかないレースでしたが、前回のスペイン GP でのアロンソ Q3 進出と今回のダブル Q3 進出、ポイント獲得まであと一歩という内容を見ると、徐々にではあるけど進歩しているのかな、と前向きに考えることはできます。パワーユニットの大規模アップデートは次戦カナダには間に合わなさそうという話ですが、シャシー性能も合わせて今よりも少しでも改善することを期待したいですね…。

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