トロロッソ、ホンダPUを搭載した2018年型マシン『STR13』を正式発表
【F1ギャラリー】トロロッソ・ホンダSTR13
ホンダF1田辺氏「初日から93周走れたのは大きい。トロロッソとの開発作業は順調」/第1回テスト デイ1
F1 2018 年プレシーズンのバルセロナテストが始まり、新生レッドブル・トロロッソ・ホンダのニューマシン「STR13」もそのヴェールを脱ぎました。
今季のテクニカルレギュレーションはコクピット部のドライバー保護機構「ハロ」の搭載が目新しい程度で、それ以外は昨年から大きく変わっていません。カラーリングも昨年同様のメタリックブルーベースということもあり、STR12 の正常進化形にホンダ製 PU を搭載しただけに見えなくもないですが、ディテールを見ていくとノーズ先端が突起ありの一般的な形状に変更されていたり、後方の絞り込みが STR12 よりも大胆になって空力を稼いでいそうに見えます。特にリアの形状はホンダ製 PU のコンパクトさに起因するところも大きいはずで、少なくとも発表時点のマシンとしては素性は悪くなさそう、というのが第一印象。
それ以上に朗報と言えるのは、バルセロナテストの初日から 93 周の走り込みができていること。2015 年と 2017 年のホンダは開幕時点での信頼性が壊滅的で、まともに走れるようになるまで数ヶ月を要してしまったことを考えると、少なくとも去年までよりはマシな成長曲線を描いてくれるだろうという期待が持てます。車体は手堅い開発に定評のあるジェームス・キー、それにホンダのワークスとなったことで従来よりも開発資金に余裕ができるだけに、シーズン終盤までアップデートを緩めずに続けることができればそれなりの結果は出せるのではないか…と思えます。
まあライバルチームもルノーは急速に強くなっているし、ウィリアムズやザウバーも今季は体制を強化しているし、トロロッソだけがポジティブなわけではないんですが。とにかくマクラーレンにだけは負けないようがんばってほしい(←
このバルセロナテストで各マシンの素性が多少は見えてくるはずなので、ニュースに注目していたいと思います。
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