先日、桜を撮りに行った日のこと。
現場に到着して EOS の電源を入れたところ、液晶にこんな表示が!
自宅を出るときに適当に引っつかんできた SD カードだったからどれだっけ…と確認してみると、7 年前に買った SanDisk Extreme。手持ちのカードの中でもけっこう長期にわたって使っているやつでした。いくら SanDisk 製といっても永久に使えるわけではないからなあ。一応カメラでの物理フォーマットまで試してみたんですが効き目がなく、予備のカードも持ってきていなかったのでちょっと焦る(;´Д`)。
というわけで、急遽近くのセブンイレブンに駆け込んで SD カードを一枚調達しました。あいててよかったセブンイレブン(古
東芝 / SDHC カード 16GB Class10 UHS-I 対応 最大転送速度 48MB/s SDBR48N16G
コンビニだから選択肢といっても同じ東芝の中で 8GB か 16GB かの二種類しかなく、今さら 8GB のメディアを買っても使い道がないし、16GB を購入。1,500 円でした。この値段ならグレードにこだわらなければ SanDisk 32GB の並行輸入品が買える値段ですが、背に腹は代えられません。
やる気がほとんど感じられない簡素なラベルからも分かるとおり(ぉ)本製品は東芝メモリの SD カードの中でもエントリークラスに位置づけられるモデルのようです。それでもスペック的には Class10/UHS-I に対応しており、公称読み出し速度 48MB/s となっています。
製造国は「MADE IN JAPAN」、東芝メモリの四日市工場産のようです。大手メーカーでもパッケージングは中国(SanDisk)や台湾(Transcend、ソニー)で行っているところが多い中、純国産の SD カードというのは貴重。
これがあったおかげで無事撮影を完了できたわけですが、じゃあ SDHC カードとしての性能はどの程度なのか?というのをベンチマークで測ってみました。リーダーは SanDisk ImageMate Pro を使用。
…驚いた。読み込みメチャクチャ速いじゃないですか!95MB/s オーバーというのは公称スペックの約 2 倍、UHS-I の理論上限値(104MB/s)近くまで使い切っているということになります。何かの間違いじゃないかと思って何度か計り直しても結果は変わらず(笑。これはすごい。
一方で書き込み 21MB/s というのは凡庸と言わざるを得ず、動体撮影に耐える SD カードとはいかないようです。
とはいえ静物中心の 5D Mark III にはこれで撮影中困るようなこともなかったし、帰宅後の PC 取り込みが予想以上に早く済んで助かりました。コンビニは低スペックなカードを高く買わされるイメージがあって今まで避けていましたが、半導体の進化のスピードの前では一昔前の SanDisk 製カードよりも今コンビニで買えるカードの方が良いということになっちゃうんだなあ、と改めて実感。この際だから手持ちの中でちょっと古めのカードは思い切ってリプレースしてやろうかと考え始めました。
コメント