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α7 III+200-600mm でエアレースに挑む

先週レッドブル・エアレース千葉の観戦/撮影に行った際に、ソニー FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS を少しだけ試用する機会をいただきました。EOS のほかに α7 III を持って行っていたので、これと組み合わせてテスト撮影を行いました。

あ…なんかいいじゃないですかこれ。AF の食いつき、もしかすると EOS 7D2 よりも良いかも。
AF-C で撮っていると、スタート/ゴールパイロンの通過時にフォーカスをパイロンに持って行かれることがあるけど、少なくとも食い付いた後の追随姓は EOS 7D2 より高いように感じます。やはり被写体認識してロックオンさせられるミラーレスはこういう場面で強い。

しかもピントが合っていれば解像感もシグマ 50-500OS より高い。50-500OS もとても良いレンズですが、間もなく発売から 10 年が経とうとしているだけあって現在の基準に照らすと解像感も AF 性能も少し古さを感じる部分はあります。対して FE 200-600mm は先日発売されたばかりというだけあって AF は高速だし解像力はあるし、性能の違いをまざまざと見せつけられました。

ピクセル等倍切り出し(クリック/タップすると等倍画像を表示します)。機体に施されているロゴやパイロットのヘルメットまで鮮明に見えています。7D2+50-500OS ではここまではいかないので、完全に負けた…という気持ち。

連写した写真は九割方ピントが合っています。歩留まりが低いのはむしろ私の流し撮りのテクニック不足で被写体ブレしているせい、という(;´Д`)ヾ。

二年前のエアレースで試用した α9 と比べると、AF-C の追随性能については遜色ないレベルで、あと足りないのは連写速度とブラックアウトフリー連写。連写速度はまあ 10 コマ/秒 あれば EOS 7D2 とはさほど遜色ないからいいとしても、EVF でブラックアウトするとこの速度の飛行機を追うのはちょっと辛い。やはり α9 が欲しくなってしまいますね…。でも先日行ったモトクロス撮影では α7 III でもそれなりに実用になると思えたので、ワールドクラスのモータースポーツでもなければ大半のスポーツ撮影に堪えるレベルにあると思います。

来年の東京オリンピックに向けてはニコンが D6 を開発発表済み、キヤノンも EOS-1D X Mark III の投入は既定路線と噂されていますが、ハイアマチュア以下のスポーツ撮影はもうミラーレスのほうが扱いやすいんだろうと思っています。α9 はさすがに買えないにしても、α6500/6600 に E 70-350mm という組み合わせは間違いなく EOS 7D2+50-500OS よりも歩留まりがいいんだろうし足腰にも優しいんだろうなあ。しばらくカメラは買わないつもりでいましたが、ちょっと悩んでしまいます。

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