F1日本GP決勝:ボッタス今季3勝目、メルセデスがコンストラクターズタイトル決定
台風 19 号が日本列島を直撃した関係で 15 年ぶりに予選~決勝を一日でこなすことになった F1 日本グランプリ。
私は今回もホンダ・ウエルカムプラザ青山でのパブリックビューイングに参加してきました。午前中の予選まで自宅で観戦し、午後から青山へ。
こちらも台風の影響で午前中まで休館、14 時に開館して 14:10 に決勝フォーメーションラップ開始という慌ただしいスケジュール。13:10 頃に青山一丁目に到着したところショールーム前には既に長蛇の列ができていましたが、何とか 1F に座席を確保することができました。
残念ながらエナジードリンクの配布はありませんでしたが、まだ交通機関の乱れが起きているにも関わらずパブリックビューイングは大盛況。2015 年の第四期ホンダ F1 活動開始以来最も戦闘力のある状態でのホームグランプリだけに、来場者の皆さんの期待も高まっているのを感じました。
館内には第一期のマシン・RA273 が展示されていました。もてぎのコレクションホールから持ってきた車体と思われます。レッドブルやトロロッソのショーカーは今のタイミングではさすがに鈴鹿に行っているということでしょう。
予選はフェラーリがフロントロウ独占、それにメルセデスの二台が続き、レッドブル・ホンダは二人が全くの同タイムで三列目に並びます。
スタートはフェラーリが蹴り出しにやや失敗し、ロケットスタートを決めたボッタスがホールショット。レッドブルのフェルスタッペンも好スタートを決めて三番手を押さえに行ったところ、ターン 2 でシャルル・ルクレールにインから当てられてコースアウト。ルクレール、オーストリア GP でフェルスタッペンに接触の末敗れてから戦い方を変えたと言っていたけど、これはないのでは。
ほぼ最後尾まで落ちたフェルスタッペンは後方から順位を上げることを狙ったもののマシンへのダメージが大きく、15 周目にリタイア。そのままレースを続行できていれば表彰台争いには加われていた可能性が高いだけに悔やまれます。ルクレールにはレース後審議で 15 秒ペナルティが加算され 6 位→7 位へとリザルトが変わったものの、それでフェルスタッペンが救われるわけでもありません。母国 GP で自チームのエースが早々に戦線離脱するほど盛り下がることもないわけで、ルクレールのダーティさが最近気になっている私としてはさらに心証が悪くなりましたね…。
これによってボッタス/ハミルトン/ヴェッテルの三人に絞られた優勝争いは、メルセデス側のピット戦略にいろいろと翻弄された感があります。当初ボッタスが 2 ストップでハミルトンが 1 ストップだと思われ、またしてもピット戦略の結果ボッタスは勝たせてもらえないのか…と思っていたら終盤にハミルトンが二度目のピットイン。これで二番手から三番手に下がったハミルトンはヴェッテルを追い立てるものの、結局オーダーは変わらずボッタス-ヴェッテル-ハミルトンの順でチェッカーとなりました。ハミルトンのタイヤを換えていなければ 1-2 だった可能性が高いわけで、今回のメルセデスのタイヤ戦略には少し疑問が残りますね。
ともあれ今回の 1-3 フィニッシュによりメルセデスの 6 年連続コンストラクターズタイトルが確定。ボッタスもシーズン序盤以来久しぶりの勝利で、ここまでの苦労が報われた感があります。
ホンダ勢はアルボンの 4 位が最上位。あまり上位争いには加われなかったもののフェルスタッペンのチームメイトとして今回もきっちり仕事をこなしました。やはり来季レッドブルのセカンドはアルボンで良いんじゃないですかね。ガスリーもところどころで光る走りを見せて 8 位、内容的には今季ベストレースだったのではないでしょうか。
少なくとも母国ファンの前で表彰台を…と思っていただけに残念な結果でしたが、レッドブル/トロロッソ・ホンダ勢は健闘したレースだったと思います。表彰台は来年にお預けですね。私はタイミングさえ合えば来年こそ現地観戦したいところです。
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