新 Android ウォークマンが間もなく出てこようというこのタイミングで我ながら何をやっているんだろうと思いますが、今さらながらこんなものに手を出してしまいました。
ウォークマン ZX300 です。二年前のモデルですが、ファームアップにより昨年の ZX300G と機能的には同一(違いはメモリ容量のみ)になったため実質的には昨年モデル。再び Android 化されるウォークマンはバッテリ消費や OS アップデートに伴う性能低下などのリスクがないわけではないし、念のため独自プラットフォームの最終世代モデルは押さえておきたかったので。加えて、いろいろ心境の変化もあって今までよりも良い音に日々触れておきたくなったことも手伝って、ミドルクラスの DAP(といっても私がポータブル機に出せる予算としてはこの辺が上限)が欲しくなりました。
XZ300 はもはやモデル末期でもあるため、新品ではなく中古品で入手しました。比較的状態は良い個体のはずです。
XZ300 で最も興味があったのはこれ、バランス接続です。今までの NW-A35 でも音質的にはあまり不満はなかったとはいえ、今よりも良い音を求めるならイヤホンやヘッドホンをこれ以上高いものにするよりもこっちに投資した方が効果があるだろうと。
バランス接続を試すだけならポタアン等の選択肢もありますが、最近の業界の流れ的には DAP の内蔵アンプを強化する方向でポタアンの選択肢が減ってきています。それなら ZX300 を買えば外付けポタアンを持ち歩く必要もなくなるし、PC に繋いで USB DAC 兼ヘッドホンアンプとしても使えるし、ツブシが利くでしょう。
A35 に比べると筐体が一回り以上大きくなったけど重量増はそれほどでもなく、持ち歩き的にはまあ許容範囲。それよりも側面の操作ボタン類が押しやすくなったのが嬉しい。今は A シリーズでも同様の丸ボタンになっているので、ZX シリーズのアドバンテージではなくなりましたが、A35 のボタンは押しにくかったからなあ。
まあ A100TPS も注文してしまったし、普段使いはおそらく A100TPS+WF-1000XM3 の使い勝手が最強になるはずなので、ZX300 は基本自宅でじっくり聴く&気が向いたときに持ち出すという使い方になるでしょう。この二つを買うお金があったら ZX500 買えたんじゃないのと思わなくもないですが、40 周年モデルは欲しかったし旧プラットフォームの高音質モデルを持っておきたかったからいいんです。しばらくの間は、音に没頭する日々を過ごそうと思います。
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