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Scythe 虎徹 Mark II

リニューアルした自作 PC、前回はベンチマーク結果について書きましたが、今日はここまで書いていなかった静音性について。

以前使っていた Core i5-3570K は CPU 付属のクーラーを使っていたためファンの動作音はけっこう気になっていました。三年ぶりにケースを開けてみたら CPU クーラーのフィンに埃が詰まっていたので冷却効率が落ち、それで余計にファンが回っていたのだとは思います(´д`)。
というわけで今回のリニューアルでは静音化を狙ってサードパーティ製の CPU クーラーを導入したわけです。

サイズ / 虎徹 Mark II

現代の定番中の定番、虎徹 Mark II。CPU 付属クーラーが軒並み 9cm ファンを搭載しているのに対して、虎徹 Mark II は 12cm ファン。なおかつヒートシンクを含む全体の高さが CPU 付属クーラーの三倍近く、さらに 4 本のヒートパイプで積極的に排熱する機構もあって冷却効率が高い。また CPU ファンから送出されてヒートシンクを通過した空気はそのままケースファンによって外部に排出されるわけで、これはリテールクーラーよりも圧倒的に冷えるわけです。

ちなみにビデオカード(GeForce GTX 1070 Founders Edition)の側面ロゴ、LED が仕込まれてあって光るんですね…今まで稼動中にケースを開けたことがなかったから気がつきませんでした(;´Д`)。

さておき、この虎徹 Mark II によって Ryzen 5 3600 がどれくらい冷やされているかというと、

無負荷状態だとほぼ 40℃ 台で安定しています。ファンの回転数は CPU ファンで 300~500rpm、ケースファンも 600rpm 台で非常に静か。まったく無音とは言いませんが、この季節リビングで常時稼動している加湿空気清浄機のほうがよっぽどうるさいレベル。

これが高負荷になると、

ベンチマークソフトを走らせて CPU に負荷をかけ続けたところ、CPU 温度が 75℃ 近くまで上昇し、CPU ファンが 1,200rpm・ケースファンが 1,000rpm 前後まで回って「がんばって冷やしてる音」が聞こえてはくるものの、今までの Core i5-3570K+リテールクーラーの音に比べれば半分以下の騒音という感覚です。負荷に応じて CPU にかかる電圧もダイナミックに可変していることもあり、負荷が下がってきたら CPU 温度が覿面に下がってファンの回転数も下がるため、処理が終わったらほどなく静かになってくれるのもありがたい。

これはもしかするとこれまで二十年以上 PC を自作してきた中で最も静かなんじゃないでしょうか。Ryzen 導入で性能が上がったのも嬉しいですが、それ以上に CPU ファン交換による静音化が今回のリニューアルによる最大の恩恵だったと言えるかもしれません。

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