スポンサーリンク

スマートフォンを Web カメラとして使える「iVCam」

リモートワークで人とのコミュニケーションがオンライン会議(VC)ツール中心になると活躍するのが PC 用 Web カメラ。この状況下で Web カメラやヘッドセットが特に安価なものから順に品薄状態になっているようですね。

私の場合は、仕事では VC でも誰かの画面を共有して資料を見ながら話すことが多いためテレビ会議的にすることはあまり多くありませんが、プライベートでは毎週通っている英会話スクールが現在オンライン開講のみになっていたり、最近流行っているという Zoom 飲み会(私は一度だけやった)に参加したりという用途で Web カメラを使っています。自作デスクトップ PC なので数年前に PlayStation VR を PC に繋いで遊ぶために購入したロジクールの HD Webcam C270 を使用しているわけですが、これがまあ画質が悪い。自分の顔を高画質で晒したいわけではありませんが、カメラ好きとしてはノイズまみれの映像を垂れ流しているのがどうにも気持ちが悪いので(笑)PC Watch で紹介されていた以下のアプリを試してみました。

【やじうまミニレビュー】Webカメラが品切れでもOK? スマホをWebカメラとして使える「iVCam」を試してみた – PC Watch

手持ちのスマホに搭載されているカメラを PC の Web カメラとして使えるというアプリ。Windows 用ですが、組み合わせるスマホは Android でも iOS でも構いません。PC とスマホの両方にアプリをインストールして起動するだけ(セキュリティソフトによってはファイアウォール設定でこのアプリを例外追加する必要あり)。有料版と無料版があり、無料版だと使用中にスマホ側に広告が表示されたりして若干鬱陶しいですが、実用上は問題ありません。

軽く試してみただけでも Web カメラよりスマホカメラのほうが明らかに画質が良いことが判ります。まあ Web カメラは安価なものだと 120 万画素・720p 止まりの古くさいスペックであることが多いですが、スマホカメラは最近はセンササイズも大きくノイズ処理も進化していますからね。
せっかくだから HD Webcam C270 と仕事用の VAIO Pro PG(VAIO S13 の法人向けモデル)、それと iVCam+iPhone XS のアウトカメラ/インカメラそれぞれ(アウトカメラは標準画角のみ)の画質を比べてみました。iVCam はスマホがマルチカメラ搭載だとどのカメラを使用するか選択できるようです。

Logicool HD Webcam C270
VAIO Pro PG
iVCam+iPhone XS アウトカメラ(標準)
iVCam+iPhone XS インカメラ

Web カメラのほうはフォーカス固定またはパンフォーカスが一般的なので人間の顔くらいの大きさならば「なんとなくピントが合ってるように見える」ものですが、こういう小さい被写体だとピントが合っているように見えないですね。それに対して iPhone XS は当然ながら AF が効いていて、クッキリした画質。当然ながら解像感もノイズの少なさも圧倒的に iPhone XS のほうが上。画面の左上に iVCam のロゴが入ってしまうのがやや難点ながら、これならわざわざ低画質な Web カメラを買う必要を感じません。

VC に Mac と iPhone それぞれで参加し、iPhone 側をカメラ映像専用にしている人もいるようですが、確かにそっちのほうがシンプルで合理的ではあります。ただ仕事の場合は許可された PC しか VC に参加できない環境もあるでしょうから、そういう用途に役立ちそうなソリューションだと思います。

本当にあと三週間で緊急事態宣言が解除されるかも分からない状況ですし、Web カメラはいつ品薄が解消されるかも分かりません。そんなときにスマホのカメラがあれば VC できてしまうというのはちょっとした目から鱗ですし、実際重宝するのではないでしょうか。

コメント

スポンサーリンク