先日の箱根小旅行記の続きを書いていきます。今回の写真も全て α7 III+FE 16-35/F4 で撮影。
二日目はほぼずっと箱根登山バスを利用して移動しました。エヴァコラボ下の箱根、バス停も完全にエヴァ仕様。残念ながらラッピングバスには遭遇できませんでしたが、一般バスの車内アナウンスが全て葛城ミサト(CV:三石琴乃)仕様になっていて驚きました。しかし湯本始発のバス発車時には一般バスであっても「エヴァンゲリオン、発進!」というアナウンスが流れるのは、ファンであってもちょっとした気恥ずかしさがあります(;´Д`)ヾ。
登山バスに乗って向かった先は、箱根町港。これが今回の旅の目的の一つです。
海賊船を模した遊覧船に乗って箱根町港から桃源台港まで、芦ノ湖を縦断するコース。今まで何度か箱根には来たことがあったけど芦ノ湖まで来たことはなかったので、こういう王道の楽しみ方をしてみたかった。ちなみに一日目の登山鉄道~ケーブルカー~ロープウェイからここまで来た登山バス、それにこの海賊船まで含め全てフリーパスの対象になっています。いちいち切符を買わなくても良いしコストパフォーマンスも高い。今回はフリーパスを利用して正解でした。
離岸。
太陽が燦々と降り注いでいてすごく暑いはずなんだけど、そこそこ風があるのと風景のおかげで不思議と暑さは感じません。
この解放感!
半年近いリモートワーク生活の後では、この光景は心が浄化されていくような感覚があります。
芦ノ湖を南から北へ縦断するこのルートは、『新世紀エヴァンゲリオン』では第 5 使徒ラミエル(新劇場版では第 6 の使徒)が芦ノ湖南岸に出現し桃源台方面の NERV 本部へと侵攻したルートとほぼ一致しています。新劇場版『序』のクライマックスにもなったシーンの一部をなぞっているようで、胸が熱くなります。
なお遊覧船は海賊船という設定のため内部は完全に海賊船仕様。湖なのになんで海賊船?と思ったら、観光客が楽しめるような夢のあるものをつくりたい→海外のテーマパークを参考にしたところ海賊船がいいのではという結論に至ったという経緯らしいですね。こういう単純ストレートな発想、嫌いじゃない(笑
30 分あまりの乗船で桃源台に到着。海賊船は三隻あり、個体ごとにデザインが違っているようですね。
あー楽しかった。
ロープウェイの駅でもある桃源台は、エヴァでは NERV 本部の最寄り駅ということもあって界隈でも最もコラボ色が強くなっていました。
エヴァ初号機の等身大(実寸大ではなく人間とほぼ同サイズ)フィギュアあり、
土産物屋の壁にはキャラクターのペイントあり。店内にはもちろんコラボグッズの販売コーナーもあります。
こういったものを眺めつつ、再び登山バスに乗って第二の目的地・ガラスの森美術館へ。
箱根の美術館と言えば彫刻の森、ガラスの森と星の王子さまミュージアムが三傑じゃないでしょうか。
彫刻の森は以前にも来たことがあったけど、ガラスの森は私は今回が初めて。
展示物のサイズの違いもあって彫刻の森よりはややこぢんまりした印象があるけれど、ファンタジックな雰囲気はガラスの森の方が上。建物や展示の雰囲気も含め、去年行った群馬のロックハート城を彷彿とさせるものがあります。非日常感が強くて楽しい場所ですね。
ほぼ全館がヴェネツィアン・ガラスによる美術品の展示で、どれも美しい。
配色や光の透過具合などの全体像を見ても良いし、細部の作り込みを見ても面白い。これは見応えがあります。
私は美術館巡りってあまり得意ではないのですが、ここの展示物は美術品というだけでなく工芸品の側面も持っているので、そういう点で私も十分楽しめました。やはり私は「どうやって作っているのか」「この時代にこんな手法で」という部分が見えた方が興味を引かれるようです。
展示物も良かったのですが、個人的には展示物以上にこの建物の美しさに惹かれました。
天井から床、調度品に至るまで全て鑑賞に足る代物で、ゆえにフォトジェニック。
ここは広角ズームレンズを持ってきて本当に良かった!
広角で撮るべきポイントが無数にありました。
屋外中心の彫刻の森と違って屋内がメインだから涼しいのもイイ(笑
家族もここはとても気に入ったようで、連れてきた甲斐がありました。
帰りはまた登山バスに乗って箱根湯本まで戻り、ロマンスカーで新宿へ。
二日間で四カ所をゆったり回るコースで、リフレッシュしながら楽しむことができました。
彫刻の森はちょっと熱中症になりそうなほど暑かったけど、でも二日間を通して日常とは違う景色と体験を堪能できて満足です。
次はもう少し涼しい季節にもう一度来てみたいところ。今度は芦ノ湖周辺に宿を取ってレンタカーで移動するプランでも良いかもしれません。
コメント