先日作ったレッドブル F1 のペーパークラフトが難しくもけっこう楽しかったので、続けて GT カーのペーパークラフトも作ってみました。
エプソンが昔から無償提供し続けているナカジマレーシングのペーパークラフトです。この活動自体 15 年くらい前からやってるんじゃないですかね。エプソンは現役 F1 ドライバー時代から中嶋悟をサポートし続けているし、今でもナカジマレーシングのメインスポンサーであり、また F1 ではチャンピオンチームであるメルセデス AMG を長年サポートしています。自動車関連産業でもないのにレース活動をサポートし続ける姿勢はモータースポーツファンとしてとてもありがたいことです。
なお↑のペーパークラフトはナカジマレーシングに限らずスーパー GT のホンダ系マシンを幅広く公開中。自社ロゴが入らないチームの分まで公開する大盤振る舞いです。とはいえ初級版・上級版などのバリエーションが存在するのはナカジマレーシングのみ。個人的には、カラーリングはかつてジェンソン・バトンも乗っていたチームクニミツ(RAYBRIG)が好きなんですが、どうせ作るならレベル高めなやつにしようと思いナカジマレーシングの 2018 年仕様・上級版にチャレンジしました。なおゆっくり組み立てている間に 2019 年モデルのペーパークラフトが公開されたのは内緒です(´д`)。
ホンダが公開しているレッドブル F1 のペーパークラフトは A4 用紙 3 枚分でしたが、この NSX-GT 上級版は用紙 5 枚。ハコ車はパーツの面積が大きいとはいえ、部品点数も多くかなり作り甲斐がありました。
そんなわけで二ヶ月あまりかけて完成させた NSX-GT 2018。RB15 を作ってみてペーパークラフトの組み立て方のコツが少し掴めたのもありますが、エプソンのペーパークラフトはさすが長年続けているだけあって構造が組み立てやすい(パーツ分割やのりしろのつけ方がちょうど良い)のと説明書が解りやすいため RB15 よりもキレイに仕上がりました。なお用紙はエプソンの写真用紙光沢を使用。
ハコ車ならば F1 ほど複雑な曲面がなくて作りやすいだろうと思ったら、確かに全体的にはそれは正しかったんですが空力パーツ等はやはり難しかったですね。でもペーパークラフトを作り始めて二つ目にしてはよくできたんじゃないかと自画自賛。
外装はシンプルなように見えて各所にエアインテークやフェアリングが再現されており、手が込んでいます。この立体を切って折って貼ったら組み上がるように展開図を描ける能力がすごい。
フロントバンパーのカナードやサイドのフィン類は全て用紙を曲面に加工した上で「紙のエッジの厚みを使って接着」するという無茶な設計(;´Д`)ヾ。最初に見たときは驚きましたが、これをいかに接着剤をはみ出させず綺麗に仕上げるかに燃えました(笑。
組み立ててしまうとほぼ見えない底面にも手抜きはなく、ちゃんとフロアの構造が再現されています。ハコ車だと思ってなめてましたが、こうやって見るとちゃんとベンチュリー効果を狙っていて、フロントからの気流をいかに効率良くディフューザーに流し込むかを考えられた、F1 マシンとほぼ同様の構造になっていることに気づきます。
複雑ではあるけど比較的組みやすいペーパークラフトでした。いきなり F1 マシンじゃなくてまずはこれで練習してから F1 に挑戦すべきだったかなあ。ちなみに最近 2020 年版のレッドブル RB16 とアルファタウリ AT01 のペーパークラフトも公開されたようですが、さすがにもう一台組み立てる気にはなりません(笑。
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