ドコモ、月額2980円で20GBの新料金プラン「ahamo(アハモ)」 – Impress Watch
docomo が新料金プラン「ahamo」を発表しました。
近年ではライバルの au やソフトバンクがそれぞれ UQ mobile、ワイモバイル/LINE モバイルをサブブランド化して低廉な料金プランを提供したり、MNO 化した楽天モバイルが ¥2,980/月 のプランを発表したりして docomo 的には競争上苦しくなっていたところでした。docomo の立場では多数の MVNO に帯域を提供する手前、また独禁法的な観点からもあまり思い切った施策を打てないという事情はあったものと思いますが、内閣や総務省からの強烈なプレッシャーがあったことや NTT による 100% 子会社化などの動きもふまえて他社のサブブランドに対抗しうるプランをついに出してきました。
ごく個人的には政府が民間企業に介入するようなやり方はどうかと思うし(仮に自分の会社の製品を政治圧力によって不当に廉売させられたらと思うとゾッとする)、総務大臣のブレのある発言を聞いていてもポピュリズム重視の戦略なき方針としか思えません。また数年前に総務相肝いりの競争促進策として推進された MVNO を苦しめることになり、業界全体として競争と多様性を損なう施策としか思えないのですが、それはそれとして。
docomo がサブブランド的な手を打ってくるとしたらグループ会社の持つ OCN モバイル ONE を統合した上でサブブランド化してくるんじゃないかと思っていたので、今回の ahamo の発表は正直なところ意外でした。ただ、docomo は ahamo を彼ら自身の「料金プランの一つ」と位置づけているようですが、当初は docomo 内のサブブランドとして分離しようとしていた痕跡があちこちに見える建て付けではあります。まあ先日の総務相による「サブブランドではなくメインブランドを値下げすべし」発言をふまえて急遽方針変更しただろうことは想像に難くないわけですが。
さておき、この ahamo 発表を受けて我が家の契約をどうするか、です。
我が家は私と奥さんが旧シンプルプラン+シェアパックをまだ使い続けています。昨年末に一度プラン変更を検討したのですが、当時は結局二人とも機種変更をしない(プラン変更もしない)という選択をしました。が、今回はこの年末年始で私がスマホを買い換えようと思っているので、夫婦まとめて機種変更しつつプラン変更する方向で考えています。
昨年末に計算した結果、現在二人分の携帯電話代金として支払っているのが(端末割賦代金抜きで)¥8,760/月 かつデータ通信容量が二人で合計 5GB/月 なのに対して、仮に二人とも ahamo に切り替えると携帯電話料金は ¥5,960/月 となり(つまり毎月 ¥2,800 安くなり)、データ通信容量は一人あたり 20GB/月 になります。デメリットはキャリアメールが使えなくなることくらいだと思いますが、これはもはやデメリットになりません。
単純計算するだけでも乗り換えないと損であることが判りますが、しかし現時点で docomo が発表しているのは新しい料金プランのうち中容量プランである ahamo のみであり、家族契約を含む既存プランの見直しについては今月中に追って発表されるとのこと。
我が家としては今次女が使っているキッズケータイをそろそろスマホに換えてやりたいし、mineo を使っている長女のスマホも含めて新料金プランのお得度次第では検討対象になり得ます。ahamo が想像していた以上の思い切った内容だったので、既存プランの見直しにも期待がかかります。
一般的な企業の営業日的なことも考えると年内ならあと二週間くらいで発表されることでしょうし、それを見極めた上で判断しようと思います。
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