スポンサーリンク

スマートフォンジンバル DJI OM 4 購入

先月横浜ガンダムを HDR-CX520V で撮影してみて、さすがに十年以上前のハンディカムは今見ると手ブレ補正も画質もちょっと物足りないと感じてしまいました。最近の 4K や空間光学手ブレ補正に対応した機種に買い換えたくなったんですが、娘たちの学校や習い事のイベントを撮影する機会が今後どれくらいあるかを考えたらちょっと十万単位の投資をする気にはなれません。それに今から買うならいわゆる家庭用ビデオカメラよりも GoPro などのアクションカメラのほうが使用頻度も上がりそうな気がします。でもレンズもセンサーも豆粒サイズのアクションカメラなら画質は最新のスマホもそう変わらないんじゃないか?という疑問もあります。それなら先日購入した Xperia 5 II のカメラを活かす方向でアプローチしてみようと考えて、スマホジンバルに手を出してみました。

DJI / OM 4

スマホジンバルの定番中の定番、DJI の OM 4 です。これまでカメラ機材はいろいろ買ってきたけど動画関連のツールはあまり手を出してこなかった分野だから新鮮ですね。

他社製品でもっとコンパクトなものも出ているようですが、初めて買うジャンルの製品なので最もこなれているであろう DJI を選択するのが無難だろうという判断です。競合まで含めてほとんどが中国メーカー製品とあっては、信頼性やユーザー数の多さが何より重要。

DJI OM 4 はジャイロとアクチュエーターを内蔵してスマートフォンの姿勢を制御するジンバルと、Bluetooth でスマホを接続して各種操作を行うコントローラーが一体になった製品です。
中央のジョイスティックはジンバルの向きや傾きを能動的に動かしたい際に操作します。FPS シューティングゲームのようにスティックを傾けたのと逆方向に動く設定(デフォルト)と、傾けたとおりに動く設定をパン/チルトそれぞれに設定が可能。手元で録画開始/停止やズーム操作が行える(専用の DJI Mimo アプリおよび DJI 対応のカメラアプリで可能)のも、画面をタッチするとブレが発生しがちなスマホカメラにおいては役立ちます。

充電は USB-C。それとは別に USB-A 端子も備えていて、OM 4 の内蔵バッテリーからスマホに給電することも可能。

持ち運び時には折りたたんでコンパクトになります。この状態でも小型のハンディカムよりは一回り小さいですが、そこそこかさばるサイズ感ではあります。もうちょっと小型化されたモデルが出たら買い換えたい。

キャリングケースという名の巾着袋が付属。高級感はありませんがクッションを入れてかさばるよりは良いでしょう…。

OM 4 へのスマホの固定方式は二通りあります。まず一つめが↑の磁気クランプ。スマホを左右からガッチリホールドするクランプ中央の円形部分に強力なマグネットが仕込まれていて、ジンバルにバチッと固定されます。これはちょっとやそっとのことではスマホが脱落することがなさそうな安心感があります。

旧型の DJI Osmo Mobile 3 では本体側にクランプがついていたのでスマホを取り外して操作したいときにひと手間必要だったのですが、OM 4 ではこの磁気クランプになったことで必要に応じてワンタッチで取り外せるのが便利。

ただし、Xperia ではクランプが電源ボタンにモロかぶりなのがちょっと厳しい。このクランプによってボタンが押されてしまうことはありませんが、クランプを取り付ける際に Xperia 側の電源をあらかじめ入れておく必要があることと、クランプをつけたまま電源をオン/オフしづらいのが難点。

もう一つの付属品は↑の磁気リングホルダー。いわゆるスマホリングにマグネットが内蔵されていて、普段はスマホリング兼スタンドとして使い、そのまま OM 4 にもセットできるという賢いやり方です。これなら Xperia でも問題なく使うことができます。
でも私はスマホリングをつける趣味はないのでどうしようかなあ。このリングをハードケースにつけて、OM 4 を使うときはハードケースごと着脱するのがいいのかな…。

使用時はこんな状態(撮影用に付属のミニ三脚で立てています)。これを握った状態でダイナミックに動かしてみてもスマホの角度と向きはほぼ一定に保たれるのだからちょっとすごい。空間光学手ブレ補正を搭載したハンディカムを初めて見たときくらいの衝撃を受けました。

さっそく何か作例をと思ったのですが、この週末はあいにくずっと雨でほとんど外で使うことができませんでした。実使用感についてはまた後日紹介したいと思います。

コメント

スポンサーリンク