青山シャンウェイ 渋谷店

渋谷の新たなランドマークとなった MIYASHITA PARK にあの「青山シャンウェイ」の新店舗がオープンしています。

青山シャンウェイ渋谷

『孤独のグルメ』に登場したことで一躍大人気店となったシャンウェイ。私もあの味にすっかり魅了されてしまい、外苑前の本店だけでなく銀座店、神楽坂店、果てはシャンウェイから独立したシェフが営む四谷三丁目の「遊猿」とあちこちの店舗を訪れています。まだ行っていないのは丸の内店くらいのはず。個人的には他の店舗よりアクセスしやすい渋谷に開店してくれたのは大歓迎。さっそくランチで利用してみました。

ちなみにシャンウェイは本店と丸の内のみが直営、神楽坂・銀座・渋谷はフランチャイズ店のようですね。

ゆったりとして清潔感ある店内は、本店のごちゃっとした感じとは大違い。家族連れでも入りやすい雰囲気で、シャンウェイというよりも紅虎餃子房あたりに近いものを感じます。同じシャンウェイといっても店舗ごとに随分違いますが、立地＝客層に合わせているんですかね。

他店舗では達筆な直筆だったメニューもこちらはポップな印象の印刷。中身もちょっと違っていて、毛沢東スペアリブ以外にも毛沢東唐揚げとか毛沢東シュリンプなんてのも。
今までは夜に複数人でしか来たことなかったけど今回は一人ランチだし、どう攻めるか迷うところ。

なお注文は着席時に渡される QR コードを読み込んでオンラインで行います。店員さんとの接触機会を減らし、かつ注文待ちや注文ミスを減らすという意味ではこの時代的に正しい。

というわけで着席してから店員さんと接触することなく注文して待つこと数分、私の頼んだのが一気に出てきました。調理も想像していたより早いですね。

まずは毛沢東唐揚げ（3 個）。スペアリブも食べたいところだけどアレは絶対にアルコールが欲しくなるし、独りじゃなくて誰かとヒィヒィ言いながら食べるのが楽しいんですよね。
唐揚げは小ぶりながらカリッと揚がっていて、しっかり辛い。スペアリブよりは食べやすいけど、これもこれでビールが欲しくなる味。

鉄板麻婆豆腐。これは他店舗では見たことがないから渋谷オリジナルメニューでしょうか。
棒餃子用の鉄板に、厚揚げベースの麻婆豆腐が載っています。その上にたっぷりの肉味噌が嬉しい。

熱くて辛い…はずなんだけど、毛沢東唐揚げの後に食べるとむしろ甘みを感じる（笑。濃厚な餡がかかっていることもあって、これはおいしい。

そして麻辣黒担々麺。黒胡麻ベースだけどしっかり辛い、旨味と辛さのいいとこ取り。
担々麺は胡麻たっぷりなやつが好きです。

辛いんだけど、胡麻が後口をマイルドにしてくれるおかげでどんどんイケル。さすがにスープを全部飲むには辛いけど、これは好きな味。

毛沢東に麻婆豆腐に担々麺っていくら辛い物好きだからといって辛いもので攻めすぎたかと思ったけど、それぞれに方向性の違う辛さがあって、ローテーションすることで飽きずに食べられます。相対的に辛くない鉄板麻婆が箸休め的になってくれたのは意外でした。

いやーおいしかった。他店舗に比べると随分カジュアルだからちょっと心配だったけど、味はちゃんとシャンウェイでした。
最新の商業施設に入っているだけあって各種電子マネー支払いにも対応しているし、なかなか予約の取れない人気店を今後は手軽に楽しめそう。

ちなみにレジ前でオリジナルの毛沢東スパイスも販売してるんですね。これ、冷奴に胡麻油と一緒にかけるだけでも十分つまみになるんですよね。

他にも食べたいものはいろいろあるし、また来ようと思います。
ごちそうさまでした。