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横浜みなとみらい「GUNDAM PORT YOKOHAMA」

横浜ガンダムの新演出に加えて、現在みなとみらい地区で開催されている展示イベント「GUNDAM PORT YOKOHAMA」も見に行ってきました。
本来ならば横浜ガンダムのグランドフィナーレに合わせたイベントだったのだろうと想像されますが、横浜ガンダム自体が展示期間の一年延長を発表しています。結果的に中押し的なイベントになりました。

GUNDAM PORT YOKOHAMA|バンダイホビーサイト
横浜みなみとみらいエリアをめぐりガンダムスタンプを集めて特製クリアファイルをゲットしよう!

まずはランドマークタワーで展示されている実寸大の「ラストシューティング」展示。ランドマークタワーの吹き抜けを利用した、全高 17m の立体展示です。

※今回の写真は全て α7C+Vario-Tessar FE 16-35㎜ F4 にて撮影。

ガンダムの巨大な胸像。ラストシューティング仕様なので頭部と左腕が失われた状態で胸から上が造形されています。
しかもこれ、バルーン(風船)で作られているんですね。よく見れば確かに風船らしい膨らみがあるものの、襟とか胸部ダクトの細かな形状が表現されていたり、ウェザリング塗装的なプリントが施されていることもあって風船には見えないリアリティを感じます。

ガンダムの首の部分にはジオングのビーム攻撃で焼け落ちたパーツが取り付けられています。発泡スチロールか何かで作られているんでしょうが、こういうところに手を抜いていないのが良い。

ランドセルやビームサーベルにもディテールが入っています。形状は基本的に今はなきお台場ガンダム(=RG ガンダム)準拠のようですね。

これを見ている間、周囲で「どうしてこれ頭がついてないの?」「それはね…」という親子連れのやりとりを複数回耳にしました。頭なんて飾りですこれが若さ、いや世代差か…でもさすがにこれをわざわざ見に来ているお父さんで正しい回答ができていない人はいませんでした(笑

ビームライフルおよびビームの光線もバルーン製。これまでの実寸大ガンダムでライフルが存在するものはなかったと思うので、風船とはいえ貴重。そしてバルーンでここまでの形状が再現できるというのにも驚きます。

吹き抜けの上のほうに見えるのがジオングヘッド。ジオングと口から出ているビームだけでなく、バーニアの噴射や爆発までバルーンで再現されています。

ランドマークタワー 4F まで上がるとジオングとほぼ同じ高さから見ることができます。
よく見るとガンダムのビームライフルが命中した右側のツノが「折れて」いるのが表現されていて、造形のこだわりに感心します。展示形態やコスト等の都合でバルーン製だけど、かなりガチで作り込まれているのを感じます。

ガンダムの上部を取り囲んでいる四面のディスプレイには『機動戦士ガンダム』の名場面がループ再生されています。
新規映像はないものの、テキストとエフェクトをうまく組み合わせた見ごたえのある映像で、時間を忘れて見入ってしまいます。

そして 11~21 時の毎時 0 分と 30 分には特別演出があります。通常映像はサイド 7~ソロモンまでの名シーンですが、特別演出は「ラストシューティング」を含むア・バオア・クー編の映像が流されます。これ西区みなとみらいじゃなくて青・葉・区ーで展示すべきだったんじゃないか。

特別演出は CG で作画されたガンダムとジオングの対決シーンに劇中の映像がオーバーラップするような形で作られています。新規映像(のはず)なこともあってこれは見応えある。しかも実寸大のラストシューティング展示と一緒に見られるわけですから、ファン冥利に尽きます。

これはアツい。やはりラストシューティングはガンダム屈指の名シーンであることを再認識します。
「ランドマークタワーの吹き抜け」という場を活かしたこの展示を考えた人、グッジョブだなあ…。

ランドマークタワーに展示されているのはラストシューティングだけではありません。
こちら↑は「ガンダム R(リサイクル)作戦」と銘打った、ガンプラの使用済みランナーを再利用した実寸大ガンダムヘッドの展示。ラストシューティングで失われたガンダムの頭部がここにあった(違

近づいて見ると本当にガンプラのランナーを組み合わせて作られています。

この展示自体は昨年新宿住友ビルで一度お披露目されていたものですが、当時はこれだけのために新宿まで行くモチベーションはなかったので(笑)ラストシューティングのついでに見られてよかった。

ランドマークタワーからいったん出てみなとみらい駅の改札脇にはガンダムのカードゲーム「アーセナルベース」のブースがあり、そこに等身大(実寸大ではなく)のユニコーンガンダム立像が展示されていました。HG クラスのガンプラを引き伸ばしたような造形であまりディテールは入っていませんが、このサイズのユニコーン立像って案外珍しい?

そしてみなとみらい駅経由で MARK IS みなとみらいへと移ります。

地下から MARK IS みなとみらいに入ってすぐのところにホワイトベースのブリッジを再現した展示があります。
館長席、オペレーター席と操縦桿までがセットになっています。展示内には女性士官の衣装を着たモデルさんがいて、私が見に行ったときには操縦桿を握っていたのですが、カメラを向けると敬礼してくださいました。髪型からしてミライさんを強く意識しているものと思われます。

ホワイトベースのブリッジの展示、って今までありそうでなかった。
売場のすぐ隣でやっているからちょっと異様な感じはしますが(笑)、ファーストガンダム的にはたまらない展示と言えます。

操縦桿、舵はちゃんと回るしモニターグラフィックも作り込まれています。
単なる展示で中に入ることができないのが残念なほど。自分で舵を回してみたかったし、館長席に座って「左舷弾幕薄いぞ、何やってんの!」と叫びたかった(笑

ちなみにこのホワイトベース艦橋展示自体を見ているお客さんはあまり多くありませんでしたが、その脇にあるスタンプラリーにはめちゃくちゃ並んでました。横浜ガンダム前の交換所(オリジナルガンプラがもらえる)も横浜ガンダムオープン時の物販を超える長蛇の列だったし…ガンプラに興味がなさそうな人も多数見受けられたので、あれがきっと転売ヤーなんですね。私はあの行列にゲンナリしてスタンプラリー自体に参加しませんでした。

ブリッジの裏手にはホワイトベースの模型も展示されています。
一緒に展示されているガンプラの大きさからして 1/144 スケールですかね。これもしかして初出?昔どこかで似たような展示を見たことがあったような、なかったような…。

モビルスーツデッキはくり抜かれていてガンダムがまさに発艦する瞬間を再現しています。後方にはキャノンとタンクも控えていて、その向こう側にはガンペリーも発艦しようとしています。

カタパルトやハンガー、予備のコアファイターもあってこれをじっくり見ているだけで時間が過ぎていきます。ガンプラは作れてもこの規模のジオラマはそう作れるものではありませんからね。

ホワイトベースの前方には透過ディスプレイに解説が表示されていたりして、これも凝っています。
このホワイトベースの模型を見ながら、ガンダムの各話での発信シークエンスやカイとミハルによるガンペリー発艦シーンを脳内再生余裕。それだけで時間が溶けていきます。

MARK IS の 1F に上がると、フリーダムガンダムのバルーンが展示されています。
こちらは実寸大ではなく全長 5m とのことなので、1/4 スケールくらいでしょうか。

私はガンダム SEED は 10 話くらいで挫折してしまったからフリーダムの活躍は見てないんですよね…。

しかしこのフリーダムガンダム、先ほどのラストシューティング以上に複雑な形状をバルーンで表現していて驚きます。
逆シャアや UC の劇中でモビルスーツ型のバルーンをダミーとして発射するシーンがありましたが、いかにも風船的な形状でここまでのディテールはなかったような。これはちょっとすごい。

フリーダムの下には等身大(実寸大ではない)のガンダムが。これはおそらく横浜ガンダムの入場特典として配布されている 1/200 RX-78F00 ガンダムのプラモをスケールアップしたものだと思われます。ガンダムの立像ではなくガンプラの立像、「立像なのにプラモのパーツ分割線が再現されている」という逆転状態。自分の中での認知がおかしくなる感覚に襲われます。

同コーナーにもう一つ展示されていたのが、この春から福岡で展示開始予定の実寸大「RX-93ff ν ガンダム」のミニチュア。ミニチュアといってもかなり大きく、PG=1/60 スケールくらいですかね。このサイズのガンプラはなかったと思うので(解体匠機シリーズならある)これはフルスクラッチモデルでしょうか。ν ガンダムの模型としても見応えがあります。
発表当初、本来の設定とは異なるトリコロールカラーがちょっと子どもっぽいと思っていたのですが、こうやって実物を見るとなかなかカッコイイ。

そしてこちらが福岡 ν ガンダムの支柱こと「ロングレンジ・フィンファンネル」。もうフィン形状ですらないし一つだけでファンネルの意味があるのか…などツッコミどころ満載のデバイス(笑。まあ展示のための後付け設定ですからね…。
さておき、福岡 ν ガンダムは 4 月から展示開始予定とのことで、私もできるだけ早いうちに一度見に行こうと考えています。

現場からは以上です。

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