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ボバ・フェット/The Book of Boba Fett [Disney+]

先日最終話の配信が開始された『ボバ・フェット』を視聴しました。

ボバ・フェット/The Book of Boba Fett [Disney+]

The Book of Boba Fett

マンダロリアン』の Season 2 に登場したボバ・フェット。もともとスター・ウォーズ オリジナル三部作に登場した賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)でしたが、Episode VI で死んだはずでした。しかしルークやダース・ベイダー級のメインキャラではないにも関わらず高い人気を誇るキャラで、Episode I~III では父親のジャンゴ・フェットが帝国のクローン兵のオリジナルだったという設定が付与されました。そして今回ボバ・フェットが正式に「復活」。サイドストーリーを描くドラマシリーズということで楽しみにしていました。『マンダロリアン』も面白かったですしね。

Disney+ 限定配信で、私は『マンダロリアン』のときと同様にイッキ見しようと思って待ち構えていました。配信は 4K/HDR10/Dolby Atmos という豪華仕様で、環境が整っていれば映画館に負けないクオリティで鑑賞できます。私がホームシアターを趣味にし始めたのは「自宅でスター・ウォーズの DVD を映画館さながらに楽しみたい」というのがきっかけでしたが、スター・ウォーズの映画館でもかかっていない最新作を自宅シアターで堪能できるとは、こんなに嬉しいことはありません。

The Book of Boba Fett

ドラマの話に戻すと、ボバ・フェット自体は Episode VI においてサルラックに飲み込まれて死んだことになっていました。それが『マンダロリアン』で突然の復活。物語はいかにしてボバ・フェットが復活していたのか?から始まります。一度サルラックに飲み込まれてはいたものの、どうやってそこから生還したのか。身に纏っていたマンダロリアン・アーマーのおかげという身も蓋もない理由でしたが(笑)、そこで力尽きた挙げ句ジャワ族にアーマーを奪われ、さらにタスケン・レイダーに拉致。そういう状況からいかにして復活したかという話と、復活後に何をしたか、が現在と回想を行き来しながら語られます。

The Book of Boba Fett

時系列は Episode VI でルークが銀河帝国を打倒した後。タトゥイーンを席巻していたジャバ・ザ・ハットも既に亡く、生還したボバ・フェットはその後釜の座につきます。ジャバの宮殿と部下を引き継いだボバはタトゥイーンの「大名」としてモス・エスパ(アナキン・スカイウォーカーの生地)を統治。面白いのは日本語字幕では「大名」が漢字表記で、英語でも “Daimyo” と言っていたこと。ジェダイが「時代」を語源にもつようにスター・ウォーズ世界は時代劇と関わりが深いですが、ここまでストレートに用語を使ってくるとは思わなかった。

The Book of Boba Fett

モス・エスパ領主としてのボバは『マンダロリアン』にも登場した賞金稼ぎフェネック・シャンドを腹心にしています。時系列的にはボバとフェネックは『マンダロリアン』の終盤にマンドーと協力した後でタトゥイーンに戻っているようですね。

オリジナル三部作で何度となく見たジャバの玉座にボバ・フェットが座っている、というのはちょっと感慨深くもあり。
ただ、劇中ではあの特徴的なヘルメットを被っていないシーンも多く、賞金稼ぎ的な言動よりは理想的な君主たらんと行動しているのに最初違和感があったのですが、どのようにしてボバ・フェットという人物が変わっていったかについても劇中で触れられています。

The Book of Boba Fett

そういえば『マンダロリアン』での初登場時にボバ・フェットが何故サンド・ピープルの武器を使っていたのか?という疑問に関しても、本作の中に答えがありました。
『マンダロリアン』の時点で既に本作の構想はだいたいできていたんだろうと思うと驚きます。あの時点での、特に説明のない映像がほとんど本作への伏線だったという。

The Book of Boba Fett

まあそんな小難しい話はいいんだよ!!と言いたいかのように、要所要所で登場するスレーヴ 1 や X-ウイングなどおなじみのメカたち。
もうこれを見るだけで興奮します。自分の中のオトコノコが甦ってくる。

ただ、本作は基本的にボバ・フェットの復活とその後のタトゥイーンにおける他のギャングとの小競り合い的な話でちょっとスケールが物足りない…と思っていたら、

The Book of Boba Fett

なんと全 7 話中の 5 話目でディン・ジャリン(マンダロリアン)が登場!『ボバ・フェット』を観ていたと思ったら、いつの間にか『マンダロリアン』の Season 3 を観ていた…何を言ってるのかわからねーと思うが(ry

…という感じで、話が唐突に『マンダロリアン』のその後へと繋がっていきます。
4 話まではまあ面白いんだけどこぢんまりしてるよなあ、と思っていたのに終盤で盛り上がりが一気に加速。こういう作り、確か『ローグ・ワン』でもありましたが、率直に言って大好きです(ぉ

いやあ面白かった。今回はイッキ観したけど、これは配信期間中は月額課金して毎週観る価値はありますね。本当は新作をずっと作り続けてくれたら継続課金しても良いんだけどなあ…。

『マンダロリアン』の続編に続きそうな終わり方だったからそれにも期待ですが、5 月からはオビ=ワンとダース・ベイダーが再登場する『オビ=ワン・ケノービ』の配信が始まるようなので、まずはそれを楽しみに待ちましょう。

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