京都に行ったら一度やってみたかったことが一つありました。
それは、京都駅近くにあるラーメンの名店・第一旭と新福菜館の食べ比べ。今までそれぞれの店に行ったことはあっても別々のタイミングで、印象として違いは分かっているつもりでも直接比較してみたことはない。今回はガチの食べ比べをするいいチャンスだと思い、実行に移しました。
まずは第一旭。第一旭も新福菜館も行列の絶えない人気店なので、いっそのこと朝イチで行ったれということで開店直後の朝 6 時すぎに来てみました(笑
しかしこの時点で既に行列。この時間でこれということは、朝 6 時にもかかわらず開店待ちの行列ができていたということですよね…いくらなんでもそれはすごすぎるのでは。
とはいえ回転はそれほど遅くないようで、20 分ほど待ったところで入店。
注文したのはラーメンの「肉多め」。麵とスープを埋め尽くさんばかりのチャーシューが嬉しい。
こんな早朝からラーメンを食べるのは初めてだけど、このために早起きしたから胃の準備は十分です。
王道中華そばらしい茶色いスープ。見た目のイメージよりはちょっとしょっぱめ、でもこれくらい味がついてる方がラーメン食べてる感があります。
薄切りでたっぷり入ったチャーシュー。ネギともやしのシャキシャキした食感も良い。
弾力のある中太ストレート麺は小麦の風味が感じられておいしい。
このしっかりした麺が力のあるスープを受け止めているのがいいんだな。
そうそう、こういう中華そばが食べたかったんですよ。
朝っぱらからチャーシュー麺を完食して、満足。
お隣の新福菜館は 9 時オープンということで少し時間があります。
そこで伏見稲荷を歩いて風景を堪能しつつ、お腹を空かせて改めて来店。
こちらは開店前に到着したのですが、それでも既に行列。京都人ラーメン好きすぎでは…。
とはいえ一巡目には間に合ったようで、開店と同時にカウンターに着席できました。
カウンターで隣に座ったお客さん、なんか見覚えあると思ったらさっき第一旭で隣のテーブルに座っていた人でした(笑)お仲間でしたか…。
さすがに本日二杯目だから中華そばの並盛を注文。
この真っ黒いスープが新福菜館のトレードマークだけど、見た目のイメージほどはしょっぱくなく、コクのある優しい味なんですよね。
しまった、おいしくてガッついてしまって箸上げの写真を取り忘れた(汗
でもこちらも第一旭とよく似た中太ストレート麺。なのにスープの違いで麺の味わいも随分違って感じる。
どちらもおいしくて一気に食べてしまいました。朝からラーメン二杯、案外いけちゃうものですね。
比較しても甲乙つけがたいんだけど、第一旭のほうが分かりやすい味で「わざわざ食べに来た感」があります。一方で新福菜館は私にとってはしみじみする味、日常的に食べたいのはこっちかな。京都に来たからには、という非日常を味わうなら第一旭かなあ。でも近所にあったら交互に行きたい気もします。
そういえば新福菜館は秋葉原の支店に行ったことがありますが(他に麻布と浅草にもあるらしい)、第一旭も近年東京に進出して新宿と神保町に店舗を持っているようですね。東京で食べてしまうと京都に来たありがたみが薄れてしまいそうだけど、今度一度行ってみようと思います。
コメント