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F1 日本グランプリで α1+70-350G を試す

以前書いた「鈴鹿に持って行くカメラとレンズに悩む」エントリー。同じ悩みを抱える F1 ファンは少なくなかったようで、多くの反響をいただきました。先週末に現地に行ってきたので、では最終的にどういう機材チョイスで F1 日本グランプリに臨んだか?を記しておきます。

α1

私が選択したのは α1+ソニー E 70-350mm G という組み合わせでした。いろいろと考えた結果、この組み合わせが鈴鹿サーキットの公式な制限下ではベストという結論に至りました。ちなみにどちらの機材も所有していないので(特に α1 はおいそれと買える値段じゃないので)レンタルです。
フルサイズボディに APS-C レンズという組み合わせですが、5,010 万画素の α1 は APS-C クロップでも 2,100 万画素。これなら α6600(2,400 万画素)よりも AF 性能等トータルで考えると良いはず。

α1

α1 はボディの世代としては私が愛用する α7 IV と同じなので、グリップやシャッターボタンの形状から各種操作系の配置までほぼ同じ。持ち替えた感覚なく使い始めることができました。メカ的な違いは背面液晶がチルト(α1)かバリアングル(α7 IV)かだけど今回は EVF しか使わないから関係ないし、あとはダブルダイヤルであることくらい。これもフォーカスは AF-C 固定、連写モードもあまり変更することはないから意識する必要なし。

α1

そういえば露出補正ダイヤルが α1 では固定式なのに対して α7 IV ではアサイナブルというのも差分でした。こういうのも含めちょっとした部分で α1 はとにかく動体撮影に特化したスチル機(動画も一応撮れる)、α7 IV は最初からスチル/ムービーのマルチロール機として作られていることを実感します。

E 70-350G

レンズは E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS。APS-C 専用レンズを触るのも随分久しぶり。暗めですがその分コンパクトに収まっていて、換算 525mm までをこのサイズでカバーできるのは驚異的。マイクロフォーサーズならもっと小さいけど、レース後半は照度が落ちてくる F1 日本グランプリではセンサーサイズの差は馬鹿にできないのです。特に今回は雨で 1.5h のレース中断があり、チェッカーフラッグが 17 時を過ぎましたからね。

α1+E 70-350G

長さの実測。ノギスでなくメジャーで大体測っただけなのであくまで参考程度ですが。
α1+70-350G はフードなし状態のワイド端だとレンズ先端からアイカップまで 20cm 程度(写真ではレンズフィルターがついているから 20cm 超えていますが)。

α1+E 70-350G

で、テレ端まで伸ばしてもギリギリ 25cm に収まっています。この点に気づいてアドバイスくださった某氏に大感謝。

ちなみに現地で一般客席にカメラを持ち込んでいる人でこのサイズ制限に配慮している人は多くないように見えました。まあ鈴鹿サーキットの公式質問用アカウントでも「サイズ制限は厳密なものというより他のお客さんの迷惑にならない配慮をお願いします」という言い方をしていましたし、スタンド入場時にカメラチェックされることもなかったので多少のサイズ超過は大目に見られている印象はありました(それではなぜ前回から今回でサイズ制限が 1cm 厳しくなったの?という明確な理由が知りたいところではある)。
まあ私としては望遠レンズよりも自撮り棒につけた 360° カメラを頭上に掲げている人のほうが遥かに迷惑でしたけどね…。

200mm

というわけで、実写画像。私は C スタンドのレッドブル応援席、ターン 2 から S 字の中間地点くらいの席でした。高さ的には真ん中よりちょい上で前方が通路のシートを確保したので撮りやすかった。

↑は 135mm(換算 200mm 相当)。クルマは少し小さめですが、サーキットの背景を絡めて撮るならこれくらいがちょうど良いし、流し撮り的にも追いやすいサイズ。当初想定に従って α7 IV+70-200G を持ち込んでいたらこれが最大サイズだったことになります。

300mm

続いて 200mm(300mm 相当)。APS-C ボディ+70-200mm だとこれくらいになるということですね。トリミング前提ならこれでも十分な気はします。

500mm

そしてこれが 332mm(500mm 相当)。ほぼ画角いっぱいに迫力ある F1 マシンを捉えることができますが、流し撮りでフレーム内に留め続けるのが難しい。α1 の連写性能を活かして数撃ちゃ当たる戦法で撮りましたが、撮影後の取捨選択で死ねます(汗。テレ端(525mm 相当)だとこれよりもさらに狭くなります。

というわけで、今回の私は主に 300~400mm 相当で撮りつつ、時々 500mm 前後も使うという感じでした。
私が前回鈴鹿で F1 を撮ったのは 2006 年のこと(当時もほぼ同じ場所)で、そのときは 500mm 相当でもちょっと足りないかも…という印象だったのですが、今年の F1 はレギュレーション改訂でクルマが大きくなっているので 500mm あれば十分でしたね。

α1

現地での制限はそれほど厳しくないだろうと想定してはいましたが、私のポリシーとしては運営側が求めているルールには沿っておきたかったので、その意味では α1+70-350G は最適な組み合わせだったと思います。これなら今後のためにレンズの方は買ってもいいかなと思っていますが、α1 にはさすがに手が出ないので α7 ベースの APS-C 連写用ボディ、出してくれませんかね…。

コメント

  1. むっちー より:

    当然、泊まったホテルはα-1だったってネタ用意しているんでしょう?(クソリプ

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