「今、名古屋にいるんだが」
F1 日本グランプリ観戦のために鈴鹿に行ってきたわけですが、チケット確保時の初動に遅れたせいで鈴鹿周辺のホテルを押さえることができませんでした。来年以降はチケットよりも先にホテルの確保が必要ですね…。で、三重県内も含めめぼしい場所のホテルは軒並み埋まっていたので名古屋で泊まるしかなくなりました。鈴鹿でいろいろ食べたいものはあったし日本グランプリ前夜祭にも参加したかったなあ、という悔しい思いはあるのですが、転んでもただでは起きないのがこの私。名古屋といえば、映画『ゆるキャン△』の聖地巡礼ができんじゃね?と思い付いてこちらに行ってきました。
名古屋に来ても普段は東口から栄方面に用事があることが多くて西口にはあまり出てこないのですが、今回は名駅西口出てすぐのところが目的地。駅至近にこういう赤提灯とか赤看板が立ち並んでいるというのが面白い。駅裏ってこんな感じだったのか…と思いつつ、手前にある赤提灯のお店に入ります。こちらが、劇場版の冒頭でリンと千明がサシ飲みしていた居酒屋のモデルになった店。
名古屋「再生」ってどういうことなのかよく分からないのですが、コーチン、手羽先、みそかつ、どて煮、えびふりゃー…と主要な名古屋メシを網羅しています。ここだけで名古屋っぽいものをだいたい堪能できるという意味では、旅行者的にはありがたい。
店内、いろんなものの圧が強い(笑。でもこういう雰囲気嫌いじゃない。
お客さんは主にサラリーマンか二十代くらいの若者か、という感じ。二十代半ばのリンと千明が飲みに来そうな店ではあります。いろんな音や声が飛び交うそれなりに騒がしいお店だけど、ここなら千明が大声でリンを焚きつけてもお店の迷惑にはならないでしょう(笑
リン・千明席はお店に入ってすぐのテーブル席。私は一人だったからカウンター席でした。
では、何を食べますかね。
メニューは全力で名古屋推し。手羽先は外せないとして、コーチン餃子とかうなぎも名古屋メシ的には気になるところ。でも味噌カツも欲しいしなあ…迷います。
ま、注文よりも先にとりあえずビールでしょう!
サーキットの内外をたくさん歩いたから、とにかくビールがおいしい。
なお千明は大ジョッキを二杯飲んでいたように見えましたが、メニューには中ジョッキしか書いてありませんでした(でも二杯飲んだ)。
料理は劇中に出てきたと思われるものを中心に攻めていきます。
まずは漬物盛り合せ。一人で食べるにはちょっと多かったか?劇中とはちょっと中身が違うけど、これをつまみにビールを飲みながら他の料理の到着を待ちます。
刺身 3 種盛り合せ。イカ、マグロ、サーモンという定番の組み合わせといのが期待通り。
薬味がいろいろついてくるのが嬉しい。
そして名古屋に来たらこれは外せない、手羽唐。
パリパリの触感と甘いタレがいいんだよなあ~。一人でも四本くらい軽くいけてしまいます。そしてビールが進む。
ビール二杯がサクッと空になってしまったので、生搾りレモンハイに移行。こっちはリンが飲んでいた(そして途中から千明に飲まれてしまった)やつだと思われます。
名古屋メシって甘口の味付けが多いから、こういう酸味のあるドリンクが合いますね。
みそ串カツ。これも名古屋的には外せない。
食べやすく串カツになっているあたりが居酒屋メシっぽくて良い。
あと個人的な大好物、牛すじどて煮。
劇中で「黒っぽいタレだけが残っている深めの器」が映っていて、どて煮か冷奴か…と思っていたのですがどて煮だったということにしておきます(笑
これもまたクタクタに煮込まれていて、甘口のタレがよくしみてておいしい。
最後はキリッとフリージングハイボールで〆。
いやー名古屋メシのフルコース、うまかったなあ。
『ゆるキャン△』では序盤、リンが千明のことを「こいつ苦手なんだよな」と言っていたのが、劇場版では時が経って二人でサシ飲みするようになった…というのが妙に感慨深い。しかも他のメンバーがいたらもっとオシャレっぽい店に行きそうなところ、この二人のサシならこういう典型的な居酒屋に来そう!という感覚があります。実際にモデルになったお店に行ってみて、そのリアリティをさらに感じました。
そのままタクシーを捕まえて高下へ…というわけにはいかないので(笑)、ホテルに帰ります。
そういえば 2 月に劇場版のオフショットビジュアルの聖地巡礼に来たときには、再びこうやって名古屋を巡礼することになるとは思わなかったなあ。
楽しかったです。
ごちそうさまでした。
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