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千葉県柏市鷲野谷のネギレバ炒と鶏皮餃子

「柏ってもっと都会なイメージだったけど、のどかだなあ~」

今週の『孤独のグルメ Season10』、舞台は千葉県柏市でした。私も早速巡礼してきているのですが、場所は柏と我孫子の境目にある「手賀沼」という沼の近く。私は長年関東に住んでいるのに恥ずかしながらこの手賀沼の存在を知りませんでした。地図上は東にある霞ヶ浦の存在感が大きすぎますからね…そんなわけで、劇中に登場した手賀沼にもついでに立ち寄ってきました。

今回の目的地は公共交通機関ではちょっと行きづらい場所にあります。駅から歩けるような立地ではなく、かろうじて柏駅からバスという手段はあるものの本数が少なすぎて非現実的。それくらいアクセスの悪い場所にある店だから、昨年の大晦日スペシャルに登場した車(ミニ)が再登場するのも肯ける。

そこで私は我孫子駅南口から手賀沼周遊レンタサイクルを利用しました。終日 500 円(ただし返却期限は 15:30)だからついでに手賀沼周辺を回るのにも良い感じ。だいたい 30 分程度でお店に着くことができます。

手賀沼周遊レンタサイクル:我孫子市公式ウェブサイト

ただし我孫子で借りられるレンタサイクルには電動アシストつき車両の選択肢がないのがちょっと辛い。お店まではけっこうアップダウンがあります。どうやら柏市側で借りられる車両には電動つきがあるようだし、少し遠くなってもそっちにすべきだったかもしれません。
十年ぶりくらいに乗ったアシストもない自転車で、ちょっとした山道っぽいところを一生懸命登り切ったところにお店の看板を発見。

太ももがパンパンになったところに、まさに救いの看板。胃の中もスッカラカンだったんだ。

しかし道路側からではさっぱりお店の様子、どころかあるのかどうかさえ判らない。
道路を渡って少し奥まった茂みの先あたりにようやく建物を発見しました。

いづみ亭

おお、これは。やっぱり飯屋だ。
この出汁が出まくったような暖簾、最高じゃないか。

放送前の、それも開店前の時間に来たのに既に行列ができていました(写真は退店時に撮ったもの)。
しかもドラマのファンっぽくない人の割合がそれなりに高そうに見えるから、こんな立地なのにもともと人気店だったに違いない。

行列に並んで待つこと約十分、一巡目での入店に成功。

おおお…外見に負けず劣らず中身も年季入りまくり。
普段の自分なら、この店に初見で入る勇気はないなあ(笑)でも確かに孤独のグルメっぽい。

壁に貼られた短冊メニューがなんともいい味を出している。
そこに書かれたお品書きも、王道食堂メシのオンパレードだ。

こっち側にもメニュー。こちらはキモ串とかモツ煮とか、なんか飲兵衛ちゃん的な品多し。馬刺なんてものまであるし。
どれも食べたくなって身悶えする。こういうお品書きを見せられたら、昼間でも瓶ビールとか欲しくなっちゃうじゃないの。(自転車だからダメです)

注文してしばらく、俺の定食がやってきましたよ。
ネギレバ定食、年季の入った木目のテーブルにこれが並ぶと、なんとも言えない雰囲気がある。

レバーと一緒に炒めるならニラが定番のところ、あえてネギを合わせてくるのがさすが千葉。千葉はネギの生産量日本一だし、ここまで来る道中でも当然のようにネギ畑を何箇所も見かけたっけ。

このネギレバ、その名の通りにうまい。プリッとしたレバーの食べ応えに、このタレがまた絶妙!それを側面から支えるネギの香りとシャキシャキ感もいい。確かに、このタレにはニラよりもネギが大正解。
ネギとレバーってこんなにも相性抜群だったのか。日本ネギレバ普及協会、すみやかに設立すべし。

味噌汁も何気ないようでありながら、ちょっと塩味強めでご飯を誘う。味噌汁のお揚げって、汁の中にいながらおかずチームだよな。

劇中にもあったように、店内を見るとちょっとしたガテン系っぽいお客さん率が高いようだし、ここは普段はきっとこの周辺で働く男たちの栄養補給所なんだろう。そう思うと、このガッツリ系の味付けもよくわかる。

そしてこれが鶏皮餃子。
思ってたよりもちょっと小ぶり、だけど皮パリパリ、具はミッチリでパンチ力強し。五郎は酢コショウやラー油を試してたけど、何もつけなくても十分イケル。

これは酒のつまみにしても良さそうだけど、それ以上にご飯を求めてくる。
味も食感も高密度で、この小ぶりで逆にちょうど良いと思える。

さらに五郎の追加メニュー、青ネギラーメンが到着。
こりゃすごい、麺が見えない。ネギレバとラーメンでネギがダブってしまったなんてレベルじゃない、スープの上に青ネギの山が築かれている。

ラーメン自体は優しめの王道中華そば。でもその上に大量の青ネギが乗ることでシャキシャキの食感と爽やかなネギの香りがプラスされる。ネギまみれ、いい。

同じネギでも、さっきの白ネギより刺激的。それでいてしっかり甘みがある。こっちのネギも、いい。

おっ、みっけ!

青ネギの山からチャーシューやメンマ、ナルトといった具材発見。これらを発掘しながら食べるのも楽しい。
メインのネギレバ定食と鶏皮餃子だけでもけっこう満腹気味だったけど、案外食べれてしまうものですね。

はーーー、もう腹いっぱい。さすがに食べすぎた。
でもおいしかったし、楽しかった。

なんとも味わい深い、心に残る店だった。
柏の田舎道に、こんな店があったとは。

帰りもミニ代わりの自転車で、カロリー消費しながら帰りますかね。
ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~10&原作
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、2023 年大晦日スペシャルの台湾編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。 ドラマ...

コメント

  1. モブ より:

    千葉県柏市か、一度いったことがあるんですけど、おいしいものを探さない。ただ1日泊まるんだ

    • B より:

      おお、今度来る機会があったらぜひおいしいもの探してみてください!

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