[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]
最近久しぶりにまたカワセミを撮っています。α7 IV とシグマ 100-400DGDN の組み合わせなら私が撮りたいカワセミのダイブ写真がきっと撮れるに違いない、と思い。まあ野鳥撮影って釣りみたいなもので、撮りに行っても出会えないこともあるし遭遇しても期待通りに動いてくれるわけでもない。足繁く通い、根気強く待つだけです。カワセミ撮影スポットに行くとリタイヤ後と思われるシニアの方々が半日くらいずっと粘っていたりするので、さすがにそういうのには敵わないなあと思うけど。
α7 IV に買い換えて良かったと思うのは「動物瞳 AF」が鳥にも対応していること。α7 III は鳥には非対応だったしリアルタイムトラッキングも搭載していなかったからロックオン AF を使う必要があったのが、IV では鳥をフレームに収めると自動的に瞳にフォーカスが合ってくれます(瞳 AF の検出対象を「鳥」に設定しています)。カワセミのような小さい鳥でも、ズームアップしない状態でも検出してくれるのには感動すらおぼえますね。
[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]
そうは言ってもカワセミが着水する瞬間はそうそう押さえられるものでもなく。↑の写真は魚を獲った直後の写真ですが、このときはダイブする直前にはちょっと高い木の上にいたからまさかそこからは行かないだろう…と思っていたら突然のダイブ。気を抜いてる場合じゃなかった。
[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]
ちょっと場所を移して別の個体。さっきのはメスでしたがこっちはオスですね。
鳥瞳 AF、こういう木の枝がワシャワシャしたところだとうまく検出できなかったりして完璧ではないけど、被写体認識力が α7 III のときとは段違いで頼りになります。
[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]
高い木の枝からでも水中の獲物を見つけられるカワセミの視力、すごいですよね。超高性能なズームレンズでも持っているような感覚です。よく物事を枝葉ではなく俯瞰して見ることを「鳥の目で見る」と表現しますが、実際の鳥は全体像とディテールが同時に見えているんじゃないかと思います。
[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]
↑はカワセミの眼が怪しく光って見えていますが、これはカワセミが持つ「瞬膜」という組織です。水に飛び込むときに水圧から眼を守るとも水中で見えやすくするとも言われていますが、飛び込むとき以外にもこの瞬膜が出てくるタイミングがあるんですね。
というわけで理想のカワセミ写真を撮るのはまだまだ長い道のりだと思いますが、根気よく挑戦しようと思います。
コメント