「この店、大当たりじゃないの?」
ドラマ『孤独のグルメ 配信オリジナル 2』の聖地巡礼レポートも今回がいよいよ最終回になります。今回は第 6 話のお店…といっても第 5 話の回鍋肉と同じく神楽坂の龍朋が再登場。回鍋肉もトマトたまご麺もすごくおいしかったので、再訪を楽しみにしていたのでした。
最終話のゲストはお笑いコンビの「かが屋」。彼らは配信オリジナル 1 の「新人店員編」にも出ていたのが今回再起用された形です。前回に続いて今回も町中華、それも店長とバイト役での再登場。前回とは全く別人という設定なのか、それとも同じ従業員が別のお店に移ったという設定なのか分かりませんが、細かいことはまあいいや(笑。
壁に掛かったラーメンのメニュー、種類があるなあ。
しかも普通のラーメンにりゅうほうめん、東京ラーメンと王道っぽいラーメンが三種類もあってどれを食べるべきなのか迷ってしまう。ちなみに劇中に登場した(けど材料切れで食べられなかった)ホタテラーメンは存在せず、あくまで劇中オリジナル設定のようです。
そういえば劇中では店長がバイト君を叱責して五郎が嫌な気持ちになる…という原作アームロック回を思わせる展開がありましたが、実際のお店ではいかにも町中華らしいおばちゃんたちがホールを駆け回っており、ドラマとは随分雰囲気が違います。
というわけでこれが東京ラーメン。東京ラーメンっていうと昔ながらの醤油ラーメン的なイメージがあるけど、これはそれとは随分違う。白濁したスープに鶏チャーシュー、レタスと赤いのは…クコの実!なんだろう、この東京は。
試しにスープを一口飲んでみると…魚介とんこつ系っぽい風味。でも簡単に割り切れない東京、深すぎるぞこのスープ。
たぶん前回の回鍋肉に付いてきた中華スープとかトマトたまご麺のスープとベースは同じ。後を引くうまさがある。
鶏チャーシュー、皮パリパリ、肉しっとり。単品でビールのつまみになり得るうまさ。特に皮の部分がたまらん。
麺も食べ応えあっておいしい。そして東京ラーメンという名前からは想像できなかったクコの実が味に抑揚をつける。
どこのラーメンとも似て非なる味。でも自分のラーメンの歴史に新たな 1 ページが刻まれた。
チャーシューとかまぼこの辛し和え。劇中ではかまぼこが切れていてチャーシューの辛し和えでしたが、実際はちゃんとかまぼこ入り(当たり前)。
しっかりした辛さがイイ。チャーシューとかまぼこという食感の異なる主役に、ネギのシャキシャキとした食感と香りが引き立つ。これはビールが欲しくなってしまう…!
半分ほど食べたところでゴローに倣ってラーメンに辛し和えを投入。
お~、合うぞ。いいコンビじゃないの。
ラーメンの目先が変わって、また新たな感覚で麺やスープを楽しんでいける。
で…、
前回からずっと気になっていたチャーハンも試してみました。見渡す限り店内の半分は頼んでいるチャーハン、これを食べずしてこの店は語れない。
見た目はオーソドックスな町中華のチャーハン。でも、なんか普通のチャーハンよりもしっとりしてそうな見た目。
おおお…これは。見た目通りしっとりしてるんだけど、ベチャッとしているわけじゃない。そしてそのしっとりの部分に閉じ込められたうまみ!今まで食べたどんなチャーハンとも違う味。
ゴロゴロ入ってる角切りのチャーシューもいいし、これは絶対にうまいチャーハン。
チャーハンといえば今までは断然パラパラ派だったけど、今この瞬間にしっとり派に宗旨変えしてもいい。そう思えるうまさ。自分内チャーハン史の歴代トップ 3 に間違いなく食い込んできた。ボリューミーだけど、レンゲで掬う手が最後まで止まらない。
いやー、前回も今回も全部おいしかった。『孤独のグルメ』とは無関係でもうまいと思えるし、町中華の常識を覆えされた。神楽坂ってなかなか来る機会がないけど、近くに来ることがあったらまた立ち寄りたい。
今度は何ラーメンいってみようかな。麻婆豆腐も気になるし、チャーハンや回鍋肉のリピートもアリだな。
というわけで、これにて『孤独のグルメ 配信オリジナル 2』の聖地巡礼をコンプリートしました。
今回もごちそうさまでした。
■ドラマ『孤独のグルメ 配信オリジナル 2』聖地巡礼エントリーまとめ
第 1 話 居酒屋×ハナコ
第 2 話 居酒屋×ザ・マミィ
第 3 話 定食屋×街裏ぴんく&ほしのディスコ
第 4 話 定食屋×スパイシーガーリック
第 5 話 町中華×東京ホテイソン
第 6 話 町中華×かが屋
→その他の聖地巡礼エントリーはこちら
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