先日、私が愛読している『くちべた食堂』の作者・梵辛先生のツイートを読んだら久しぶりにボンディのカレーが無性に食べたくなりました。
昨日食べた神保町のカレー、なんで丸ごとじゃがいもが提供されるんだろうと思って検索したらオーナーさんに詳しくインタビューした記事が出てきましたね 納得感のある内容だった🍛https://t.co/SvjrKx1cpH
— 梵辛@くちべた食堂3巻 チュンの恩返し1巻発売中 (@sokusekimaou) May 15, 2023
私の中で、ボンディは都内のカレー店のベスト 5 に入る名店です。でも神保町は微妙に遠くて、城南地区の民としては比較的アクセスしやすい洗足店にたまに食べに行っていました。今回も久々に行こうかと思ったら、どうやら昨年閉店してしまったようですね。確かにマスターは随分高齢だったし、無理もない。
でもだからといって自分の中で燃え上がってしまったボンディ熱は食べないことには収まりません。というわけで別の店舗に行ってきました。
古本屋の中にある神保町本店の雰囲気も好きなんですが、いつも混んでいるから神田小川町店のほうに来てみました。小川町というけど立地的には地下鉄神保町駅と小川町駅の中間点で、本店の行列がすごかったらこっちに避難という使い方もできそうです。
ある種独特の雰囲気を放っていた神保町本店と比べると、小川町店のほうは普通のカレー店の雰囲気(笑)。ホール担当のバイトさんたちは学生さんでしょうか。この周辺、大学が多いですからね。
メニューは基本的には他の店舗と共通のようです。一日 5 食限定のスペアリブカレーというのはこの店オリジナルっぽいですね。
注文を済ませるとまず出てくる二個のじゃがいも。これを見るとボンディに来た実感が湧いてきます。
Retty の記事によると、このじゃがいもには三つの意味が込められているそうです。初めてボンディに来たときには疑問だったものの、通ううちにこれが当たり前になってしまっていたのですが、理由を知ると確かに納得。
このじゃがいもはかなりアツアツで提供されるので、冷めないうちにバターを溶かしていただきます。シンプルなじゃがバターだけど、だからこそうまい。
カレーが来るまでの間に一個食べたら、残りの一個はカレーの中盤以降に投入して味変要員として活躍してもらいます。
そうこうするうちにカレーがやってきました。
カレーが銀色のポットに入って出てくるとなんか嬉しくなります。
ライスにうっすらとチーズがかかっているのもボンディの良いところ。
ボンディに来るといつもビーフかポークかで迷うのですが、今回はあえて初めてのチキンカレーを注文してみました。
どうやら神田カレーグランプリの初代グランプリに選ばれたのがここボンディ神田小川町店のチキンカレーとのこと。それならば食べてみるしかないじゃないですか。
このチキン…煮込むんじゃなくて焼いてあって、皮のパリパリ感と鶏肉のジューシーさがうまく活きてておいしい!トロトロのビーフやポークカレーとは違う種類のおいしさがある。
もちろんカレー自体は安定のボンディらしさ。最初は甘みやコクを感じて、後からジワジワとスパイスの刺激が追っかけてくる。私の大好きなタイプのカレーです。
じゃがいもによる味変も含め、最後まで無心でがっついてしまった。
久しぶりのボンディ、満喫しました。
洗足店がなくなってしまったのは寂しいけど、また食べたくなったら神保町まではるばる来よう。都内には他にも「ボンディインスパイア系」と言える欧風カレー店がいくつかあるようなので、そういう店で行きやすいところを開拓するのも良いかもしれません。
ごちそうさまでした。
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