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タイ式焼肉「ムーガタ」

最近、「ムーガタ」と呼ばれるタイ式の焼肉が流行っているのか、あるいは飲食業界が流行らせようとしているのか、ときどき話題を見かけるようになりました。そういえば私は去年タイ出張に行ったときに食べていたのに書いていなかったのを思い出したので、改めて記事にしてみます。

BAR-B-Q PLAZA

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昨年のタイ出張はスケジュールが詰め詰めでほとんど観光らしいこともできなかったし、食事もほぼホテルのレストランと用務先の食堂だけという感じで楽しみがなかったのですが、一度だけ外食する機会がありました。その際に食べたのがムーガタでした。

行ったのは滞在していたホテルの近くにあるショッピングセンター内の「バーベキュープラザ」というお店。タイ国内では複数店舗経営しているチェーン店のようですね。
ちなみにチェーン店といえば、日本では北陸民におなじみ「8 番らーめん」がタイに進出していて(かつ日本国内よりもタイ国内の店舗数のほうが多いらしい!)本当にあちこちの商業施設で見かけます。完全に北陸のローカルフードだと思っていたのでこれには驚きました。

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閑話休題、ムーガタの話でしたね(ぉ

店内はファミレスのような雰囲気ですが、各テーブルにこのようなムーガタ鍋が設置されています。形状はほぼジンギスカン鍋。これはもしかしてムーガタのルーツをたどるとジンギスカンと同じ所に行き当たるんじゃないか、と感じるくらいにそっくりです。しかし、鍋の外側の溝に水が張ってあるのがジンギスカンとの違い。

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鍋が温まるのを待っている間、ビールで喉を潤します。もちろんタイビールで「シンハー」「チャーン」「レオ」の三大銘柄が網羅されています。
タイビールって日本の銘柄と比べると薄い感じだけど、この暑い中で水代わりに飲むとうまいですね。汗で流れた水分を補うようにサラサラと入っていく。

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ムーガタの具はこのように重箱に入って出てきました。これはいわゆる鍋用の具で、焼肉用の肉は別途皿盛りで出てきます。
ベーコンあり、魚介あり、うどん(?)あり、ナルトあり、ちょっとした寄せ鍋でも作れそうな内容。

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鍋がイイ感じに温まってきました。鉄板部分に脂を塗るのはジンギスカンと同じですね。

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というわけで焼いていきます。羊じゃなくて豚肉なのがジンギスカンとの違い。

そして鍋部にはまずは野菜から入れていきます。鉄板で焼けた豚の肉汁が溝を伝って鍋に流れ込み、そのうまみで煮込む仕掛けになっているわけです。これは確かに、一鍋で二度おいしい。

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タレに浸していただきます。

豚肉の焼いたのなんて普段からよく食べているつもりでも、タレが日本と違うだけで味わいが全然違う。これは確かに、タイ式焼肉。
独特の風味を持つ甘辛いタレとタイビールの組み合わせで無限に食べていられそうな気がしてきます。

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鍋が仕上がってくるとこんな感じに。鉄板の上では肉が、円周では魚介や練り物が踊り狂う自由な鍋。
肉と魚介、鉄板焼きと鍋を行き来する感覚が新しく、面白い。このお得感はブームが来るのも頷けます。

個人的には焼肉は焼肉として、鍋やしゃぶしゃぶは鍋料理としてじっくり向き合うのが好きだけど、たまにはこういうのも楽しいですね。
日本向けにはどういうアレンジがされているのかも気になります。機会があれば国内でもムーガタを食べてみたいところです。

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